京都深し 市内編 -Kyoto Trip the 2nd day-

<雨の青蓮院門跡>
<Shoren-in Temple>

2日目、この日は朝から雨でした。

On the second day in Kyoto, it had been raining since morning.
We changed our plan, and went around the city center.

街歩きの多い宇治はやめて市内のお寺を回る
ことにしました。
が、しかしホテルを出てみると結構な雨です・・・。

いきなりタクシーに乗るというやわな手段で

「青蓮院門跡」へ

First, we went to Shoren-in temple.

http://www.shorenin.com/
http://shorenin.com/english/

<静かな雰囲気のお寺です>
<Shoren-in of hushed ambiance>

ここは今回の中でもとても楽しみにしていたお寺です。
はずかしながらcasa brutusを読むまで知らなかった
お寺です。ガイドブックにも太字の赤文字とかじゃなく
ほそい黒字という地味な扱いで載ってます。

<蓮のお寺だけにオブジェも蓮です>
<There is a “lotus” kanji in the name of Shoren-in>

でも京都のすごい所はそういうひっそりとしたお寺で
ものすごい特別公開をやってるところなのでした。

高野山明王院にある赤不動、三井寺にある黄色不動と共に
日本三不動と言われている青不動が青蓮院にあります。
この青不動がこの秋、青蓮院にては初めてとなる
正に1000年の時を経ての御開帳となっているのでした。
密教の秘仏である国宝の青不動明王像は青蓮院以外の場所でも
過去3度しか開帳されていません。

Shoren-in has the Painting of the Blue Cetaka
(a blue guardian deity) that is one of particularly
well-known deities among the three major Cetakas
in Japan (Blue, Red, and Yellow).
Now, The Blue Cetaka has been specially revealed
to the public after almost 1000 years for the first time
ever in Shoren-in from Sep.18th to Dec.20th.
( The Blue Cetaka was revealed only 3 times in
not-Shoren-in temple ever.)
It’s called the ” gokaicho “( the special exposition)
in Japan.

http://shorenin.com/english/blue_setaka/

<寺院に入ると青不動様のお言葉がかかれています>
<The words from “the blue Cetaka”>

なぜ今、御開帳なのか。casa burutusによると
「不況で混迷する世。霊験あらたかなパワーをいただいてほしい」
というお寺のお慈悲なのだそうです。千年の時を超えた
大英断であると結ばれています。

Why is that “Gokaicho” now?
A residential priest said about the reason.
” Now, our world is getting into a muddle because of
the recession. We hope that “the blue Cetaka” will
bring the miracle-working power to the people. ”

こちらで青不動明王像のお姿をみることができます。

You can see “the blue Cetaka” this site.

http://www.shorenin.com/gokaicho/

まずはお寺に入ってすぐの
「華頂殿」
<Kacho-den>

http://www.shorenin.com/temple/keidai1.html

ここにもう一つ楽しみにしていた襖絵がありました。
今回、事前に青蓮院につて調べている時にHPで
この部屋に描かれた蓮の自由な襖絵に目を奪われ
ていたのでした。

<部屋に広がる蓮の世界>
<The lotus see is spreading in the room>

実際目にしてみるとシンプルで力強い線、でも自由で
楽しくて胸に迫るカッコヨさ。いきなり感激してしまい
ました。

Those lotus pictures were one of occasions I’m
looking forward to see.
“lotus pictures” which saw with my own eyes were
alive, free, and fun, and those are overwhelming cool.

帰って来て調べるまで、この襖絵の絵師は古い時代の
先人に違いないと、勝手に決めつけていたのでした。
確かに色彩もはっきりとしているし、何百年も経ている
ようには見えないのですが、若冲はじめとする寄想の系譜
の画家達の筆致に通じるものを感じそう思ったのだと思います。
果たして調べてみると現代に生きる画家の手によるものでした。

I didn’t think that this artist is the people of the
present time first. After I was back to Tokyo,
I checked about this artist.
To my surprise, artist was a present parson!

<素晴らしい木村英輝さんの襖絵の数々>
<These are excellent works by Hideki Kimura>

その人の名前は
木村英輝さんといいます。
The artist name is Hideki Kimura.

http://www.ki-yan.com/top.htmll
http://www.ki-yan.com/sakuhin.html

「ロックな絵、カッコいい絵を描くだけ」
「街に輝くポップな絵を描くだけ」
後数年で60歳という時に35年ぶりに絵筆を
とったその経歴も含めて
クールだ!!この方自体がカッコいい!!
(プロフィールを是非読んでみて下さい)

He said ” I just want to paint a picture like
a rock (rock’n’ roll) spirit and cool works.”
“I just want to paint pop arts that give off
light in the streets. ”
I felt that his existence itself is so cool.
Please check his another works on his web site!

他の作品にも目を奪われました。
同時に、時代が時代なら曾我蕭白や伊藤若冲も同じような
生き方してるんじゃないかな・・とやっぱり奇想の系譜の
画家達の姿が脳裏によぎります。時を経て京都に脈々と
引き継がれていたんだと嬉しくなりました。

HPの中には青蓮院門跡の襖絵を描くに至ったエピソードが
書いてあります。

http://www.ki-yan.com/sakuhin/g5.html

代々天皇家の方またはゆかりのある方が門主をつとめて来た
青蓮院門跡。(今現在の資料がなかったので現門主の方に
ついてはっきりしたことはわかりません、念のため)
そのお寺が岩絵の具でなく、ガッシュやネオカラーで描く事を承諾
するという懐の深さ。ここに「守る」だけでなく文化を
「作って」来た京都という街の一辺をみた気がしました。

<華頂殿からの庭の眺めも美しいです>
<The view of the garden from “Kacho-den”>

と、いきなり興奮していた私ですが、ちょっとクールダウンして、
その華頂殿の縁側から庭を座って眺めてみると、そこには
雨にぬれる何とも風情のある庭園が広がっているのでした。

この後いよいよの
御開帳、青不動とのご対面です。

<御簾の向こうには青不動様がいます>
<”the blue Cetaka” over the bamboo blind>

もちろん国宝秘仏の故、写真は撮れません。
うすくらい部屋に奉られた「青不動明王像」
そのお姿は威厳のあるオーラを放っていました。
その重みにこれはもはや絵であって絵ではない、
真の明王像なのだと素直に感じ入りました。
絵にはそのような力が潜んでいるのだと改めて思いました。
次元が全く違うのですが、絵で誰かが幸せになったり癒され
たり、感動したり、描く事のすばらしさを奇しくも青不動様に
教えていただきました。
護摩を焚いてくださるというので、手を合わせてしばらく
ご対面した後、お願いごとを書いてその場を去りました。

“The blue Cetaka” in the dim room was like a
radiating sacred aura.
I felt that this is a picture though, it’s already
not a picture. This is a real “the blue Cetaka”.
We prayed here for a while.
After that we walked around the garden.

その後、順路に従って雨のお庭を散策。

<水は澄みコイが美しかったです>
<The water was clear and the carps were beautiful. >

<雨だからカタツムリに会えました>
<We met a snail because it rained>

<庭には趣のある木が何本もあります。>
<Trees with atmosphere>

青蓮院は境内や周りを樹齢800年の楠が囲んでいます。
その壮大な姿は何かが宿っているようでした。

…and Shoren-in has some 800 years old
camphor trees. Those were as if some kind of spirits live in it.

<樹齢800年の楠は荘厳です>
<Camphor tree>

<楠越しに宸殿を見ます>
<the view of “Shin-den” through camphor tree>

雨のために断念しましたが、12月4日まで夜間ライトアップを
しているそうです。足を運べる方は是非行ってみて下さい。

その後、隣にある知恩院へ。
After that we moved Chion-in next to Shoren-in temple.

http://www.chion-in.or.jp/sansaku/teien.html#a

<雨にぬれる知恩院の石段も風情があります>
<Stone stairway of Chion-in getting wet
make a more attractive atmosphere.>

<何もかも大きな作りの知恩院です>
<Chion-in is big structure everything >

これまた広い敷地です。しかも行ってみるとかなり大規模な
修復工事中です。このお寺には七不思議説があり、それを
チェックしてみようかとも思っていたのですが、工事のため
五不思議くらいが封印されてました。

Truthfully, we’d like to check about seven wonders
of Chion-in. However, conservation and restoration
have started most constructs in Chion-in.
And so we couldn’t see many wonders almost.
There is a beautiful Japanese garden Though,
The rain got heavier, so we abandoned to walk
around the garden.

http://www.chion-in.or.jp/7hushigi/index.html

さらに強まる雨脚でこちらのテンションも下がり気味・・。
いや、工事のためかお寺のテンションも明らかに低い感じ・・。
御影堂に入りお参りし、七不思議の一つ鶯張りの廊下を
歩き(たぶんこれ?という感じ)敷地内を歩くのは断念し
ました。

We went to “Kennin-ji” by taxi.

次の目的地は建仁寺ですが、ここでまたタクシー移動です。

「建仁寺」
<Kennin-ji>


http://www.kenninji.jp/index.php

http://www.kenninji.jp/english/index.html

<全てが美しい建仁寺>
<Everything is so beautiful at Kennin-ji >

建仁寺には俵屋宗達作の風神雷神のレプリカが飾られています。
(本物は京都国立博物館にて保管されています)

<デジタルプリントの「風神雷神」>
<”the wind and thunder got” of reprica>

もちろん元はこちらに飾られていたものです。
以前、工房の友人が「お庭がきれいでよいお寺だったよ」と
おすすめしてくれたので候補にいれました。

We can see the replica of “Fujin and Raijin ”
(The wind and Thunder Gods) Sotatsu Tawaraya painted.
(The real thing are stored at Kyoto National Museum)

http://www.kenninji.jp/gallery/index.html

入ってみると、デジタルプリント版、ミニチュア版、屏風版と
様々なレプリカが飾られている念の入り用で、複製でもがっかり
させないおもてなしぶりが感じられます。

<美しい枯山水の庭>
<the beautiful “karesansui” garden >

風神雷神を抜きにしてもここが枯山水の庭がある素敵な
お寺である事が少し歩くとわかります。なんともいえない
良い雰囲気のお寺です。

Regardless of “the wind and thunder gods”,
Kennin-ji has a wonderful Japanese rock garden
(“karesansui”—- dry garden style).
**A Japanese rock garden or zen garden (Karesansui)
is a kind of Japanese style garden. It expresses the
nature with a rocks and sands.**

http://commons.wikimedia.org/wiki/Japanese_rock_garden

枯山水のある庭は片側から眺めると風神雷神の屏風を枯山水の
庭越しに見られるという作りになっています。

We can see “the wind and thunder gods ” through the
karesansui garden.

<さらに順路に従って進むと方丈からまた別の庭を
望む事ができます。>
<The view of another garden from Houjou>

<○△□乃庭>
<○△□garden>

ここで一度庭に出て秀吉の茶室、東陽坊に行くルートがあるの
ですが、この時点で雨脚がさらに強まりもう大雨状態です。
お寺のサンダルで行ける状況でもなく、ここはあきらめ
法堂へと進みます。

ここには2002年に創建800年を記念して小泉淳作画伯が描いた
天上画「双龍図」があります。平成に描かれた竜頭は迫力満天で
まさににらみを利かせて平成の世を守ってくれているようでした。
よい絵でしみじみとしばし眺めてました。

After that, we saw “double-headed dragon”drawn
on the ceiling at Hatto.
(You can see that at the gallery of HP.)

もう一度枯山水の庭を眺めようともどってきたあたりから
いよいよどしゃぶりに・・・。ザーッ・・廊下では雨漏りです。

<雨が漏る程の大雨に>
<It is pouring at last.>

もはや移動は不可能と寺内にいる人たちもみな足を止めて
庭を眺めてお休みです。
我々もしばしここで「枯山水」ならぬ「濡れ山水」を
眺めて休む事にしました。建仁寺でよかったです。
京都は雨でもまた別な風情をみせてくれるので、こういう出来事も
また楽しめます。小一時間はいたでしょうか。

It’s impossible to move for a while because of
pouring. We had been sitting while gazing at
the “karesansui” ( dry garden style ) for
maybe an hours.
(No, That garden should be called “wet garden
style” already.)

<襖絵のうさぎもあきらめ顔です>
<The rabbit on Fusuma lay with a look of half-surrender.>

この時点で寺院巡りは断念することにし、
相国寺に移動しました。

We moved to “Shokoku-ji” by taxi.

http://tencoo.fc2web.com/jinja/xshokoku.htm

そして承天閣美術館にて開催中の
「心と技の響宴
105歳 山口安次郎作 能装束展」
を観ました。

And we saw “the exhibition Noh costume
made by Yasujiro Yamaguchi “.
He is 105 years old already though, he
continues to weave Noh costume!

http://www.yasujiro.jp/


http://nippon-kichi.jp/article_list.do%3Bjsessionid=0F6B7F14499891BF19DE951F21A4A3E9?p=2547&ml_lang=en

これも楽しみにしていた展覧会の一つです。

43歳の時より金剛流能衣装を復元に着手され、以来超絶技巧とも
よべる素晴らしい能装束を105歳になる今も織り続けている
というすごい方です。全て植物染料で染め上げているという
その豪華絢爛な能装束の美しさにため息がでます。

こちらにインタビューが載っています。

http://i-sys.info/serial/interview/11/interview11.html

こちらで山口さんの織るお姿も拝見できます。

And, you can watch him who is weaving Noh costumes .

http://www.youtube.com/watch?v=smQOQUdsipw

<相国寺もまた美しい庭をもっていたのでした>
<Shokokuji also has beautiful gardens.>

それから相国寺内を拝観し法堂で平安時代からの龍の天上画
鳴き龍の声を手を叩いて聞きました。作務衣を来たお寺の方が
解説して下さるので背景がよくわかってありがたかったです。

After that, we looked around Shokoku-ji.
And we saw “the Roaring dragon” drawn
on the ceiling painted by Mitsunobu Kano in 1605.

http://www.shokoku-ji.or.jp/shokokuji/guide/hatto_banryuzu.html

その後は細見美術館へ移動しました。

Then we moved Hosomi museum, so we gave up
to go temples because it rains.

http://www.emuseum.or.jp/index.html
http://www.emuseum.or.jp/eng/index.html

ここでは江戸淋派の一人、鈴木其一の展覧会が開催されてます。

We saw the exhibition titled
“Kiitsu Suzuki virtuoso of Edo Rinpa”.

http://www.emuseum.or.jp/exhibition/index.html

<about Kiitsu Suzuki and Edo Rinpa>
http://www.emuseum.or.jp/eng/exhibition_eng/index.html

通常なら再びテンションが上がっていいなずなのですが、
ここで私の電池が切れました。予想外の雨にタクシー移動の
連続で食事をしそびれ朝食べたきり何も食べてなかったのでした。
時、既に夕刻。細見美術館の壁はライ麦パンのような色をして
います。凝った作りの良い感じの壁です。そしてハニーブレッド
のような何ともいいにおいを放っていました。
たっ・・食べたい・・・。絵ではなく壁を見つめていました。
壁を食べたいと思ったのは生まれて初めてです。

His works were great.
However, my battery have run out at last.
I had not eaten anything since breakfast
because we were moving by taxi all day,
so we missed the timing to have a lunch.
Now, evening comes already.
The wall of Hosomi museum had the color
like a rye bread, and smelled like a
honey bread.
I thought that I want to eat…..
I gazed at the museum wall when I realized .
This is my first experience I want to eat the wall
of course!
I just couldn’t focus in front of great art works.
And we left the museum before I’ve bitten the wall.

全ての展示室に充満する甘い香りに意識がそがれ、増す空腹、
下がる血糖値。其一の居並ぶ作品を前にして全く集中でき
ませんでした・・・。そうは言ってもミュージアムショップが
魅力的で少し買い物をし、壁をかじる前に美術館をでました。

外はまだ雨。
一日タクシー移動の日でした。

Today, It has been raining all day.

京都深し 嵯峨野嵐山編 -Kyoto trip the 1st day-

<大覚寺本殿から庭を望む>
<The view from the main house of Daikakuji temple>

京都へ行きました。
ここの所1年〜1年半おきに京都を訪れてます。

We went to Kyoto last week.
I found this time once again that Kyoto has
a profound culture. And There are a million
places where I must see here.

京都は深いです。今回改めてそれを実感しました。

今回は2泊することができたので嵐山や宇治などいつも足を
のばせないエリアに足を伸ばしつつ、市中心部のどうしても
観たいお寺なども行程に入れて充実の旅行となりました。

事前に京都特集のCasa Burtusを買い、秋の特別公開
をベスト5をチェック。その内、3つを観る事ができました。

せっかくなので写真メインのブログでゴー!

<のどかな嵯峨野界隈>
<tranquil sight around Sagano-Arashiyama >

まず初日は嵯峨野嵐山界隈を歩きました。

On the first day, we walked in the area around
Sagano-Arashiyama.

<大覚寺>
<at Daikakuji temple>

最初に訪れたのは「大覚寺」
大覚寺の前身は嵯峨天皇の離宮だったそうで広大な敷地
には嵯峨天皇が中国の洞底湖を模して作らせた大沢池
(国指定名勝地)が広がっています。

<五大堂の舞台からの池の眺めは美しいです>
<The view of the pond from the Main Shrine of
the Fie Great Vidyarajas >
http://www.daikakuji.or.jp/english/scene/tre/i.html

<菊の御紋が天皇家との繋がりを感じさせます>
<Imperial chrysanthemum emblem shows us
the connection with the imperial family >

お寺のいわれはこちらのHPに載ってます。

You can read about the Daikakuji temple on this site.

http://www.daikakuji.or.jp/index.html
http://www.daikakuji.or.jp/english/index.html

大覚寺のすごいところは狩野山楽の筆による重要文化財
の襖絵「紅白梅図」「牡丹図」「柳松図」「松鷹図」など
を一挙に見られるところにあります。

<圧巻の襖絵の数々>
<Fusuma Paintings>

これらは特別展示ではなく、いつでも普通に襖絵として
みられる状態にあるという有り難さ。
残念ながら間近で見る事はかないませんが、
それでも大きな部屋を覆う大画面の襖に描かれた絵は
迫力十分です。

美しい画像はHPで見る事ができます。
http://www.daikakuji.or.jp/kedai/meiho_d_02.html
http://www.daikakuji.or.jp/english/scene/tre/tre1.html

さらに
ここでは秋の特別公開中の「野兎図」と「五大明王像」
をみることができます。

Some guarded treasures are specially shown to
the public at Kyoto in this fall.
We could see 2 of them here.
Taking pictures was prohibited, so please
check following webs.

こちらは撮影不可能でしたので画像はHPでお楽しみください。
とってもキュートな「野兎図」

http://www.daikakuji.or.jp/kedai/meiho_d_09.html

京都国立博物館にての修復を終えて57年ぶりのお里帰り
を果たした4体と共に公開された「五大明王像」
五体ならんだところは圧巻でした。

http://www.daikakuji.or.jp/kedai/meiho_a_06.html

その後、は清涼寺へ
After that, we moved to Seiryo-ji.
嵯峨野界隈はのどかな風景が広がります。

<昔ながらの家もあります>
<There are some traditional houses.>

<立派な門構えの清涼寺>
<Seiryo-ji temple has the dignified gate>

清涼寺は光源氏のモデルといわれる嵯峨天皇の皇子、源融の山荘
「棲霞観」があったところが、のちにお寺となったもの。

<光源氏のモデルとなった皇子の山荘>
<The cottage of the Emperor Saga’s son>

<雰囲気のある廊下>
<a corridor with atmosphere >

ここでも特別公開「本尊釈迦如来像胎内納品」
(むむ・・下を噛みそうですが)がただ今展示中です。
胎内納品って何って?よく巻物などは仏像の中から出てくる
らしいのですが、こちらのお寺の如来像のなかからは
絹製の内蔵が出て来たそうで大変珍しいとのこと。
理由はこの如来像がインドの釈迦の生身を写した象の模刻
だからなのだそうです。模刻とはいっても時代は
北宋時代(985年)の出来事というのだから時は千年以上昔
の話!個々の内蔵の形を知っている時点で解剖学的にも
興味深いお品なのだとか。

We could see here The special thing which
are specially shown to the public.
Those are the silken body parts (organs)
which appears in the wooden Buddha statue
(Shaka-nyorai sutatue) from over a thousand
years ago.

<廊下の扉絵もきれいです>
<door’s picture was so beautiful>

<少しだけ紅葉が始まっています>
<autumn leaves begin turning red a little bit>

本堂の釈迦如来像(内蔵の持ち主です)も荘厳に奉られてました。

<The Shaka-Nyorai statue>

<並んだ木魚がかわいいです>
<temple blocks were cute>

<門の彫刻の象もユニークで愛らしい>
<I love the carved elephant >

清涼寺を後にして、続いては二尊院へ

We went to Nisonin temple next.

紅葉がたくさんの二尊院は紅葉まっさかりの頃にきたら
かなり美しいと思います。

I think everyone should come here
the foliage season because there are so many
maple leaves.

紅葉だとこんなに美しいです
http://www43.tok2.com/home/kyoto/maple/11-sagano/nison/maple.html

本堂の奥行はそれほどでもないのですが、敷地は狭く
ないです。かなりの気合いとガッツで石段を上れば
法然上人の廟にたどり着けます。がしかし、え?ここ?
というくらいシックなお造り。失った労力を考えると
長い旅路の行程と見合わせて昇るかどうか判断したい所です。
実際この後、やわな足にかなりのダメージが・・・。

<登りきった上から下を望む・・って見えない>
<いや、この下にも更に階段がありました・・・>

この後、嵯峨野ならではの竹やぶを歩いて
庭園が有名な天龍寺へ

After this, we went to Tenryu-ji.

http://www.rinnou.net/cont_03/10tenryu/
http://zen.rinnou.net/head_temples/10tenryu.html

<途中の竹やぶは趣があります>
<There is a bamboo grove on the way to Tenryu-ji>


 
<信楽焼の狸もいます>
<Pottery raccoon dogs>

<広く美しい庭をもつ天龍寺>
<Tenryu-ji has the wide beautiful garden>

シーズンオフだからなのか、今まで人気があまりなくここまで
来ましたが、さすがに有名な天龍寺だけにかなりの人ごみでした。

<本殿からの眺め>
<The view from the main house>

<天龍寺の塀は独特でおもしろいテクスチャーです>
<Tenryu-ji wall has interesting texture.>

<渡月橋>
<Togetsu-kyo (Togetsu-bridge )>
http://togetukyou.style-xyz.com/

「渡月橋」まで到達して嵯峨野嵐山の旅は終わりました

<部屋からみえた二条城と山々が美しい>
<The view from our room “Nijojo”and beautiful mountain>

足が棒のようになって一日目は終了です

江戸のデザイン力


<私の実家の家紋です>
<This is my family crest. “Sagarifuji”>

自分の家の家紋を知ってますか?
私は今まで知りませんでした。今まで意識もせずに
すごしてきました。

今月、家紋の格好よさに気付かされる展覧会を
みました。
松濤美術館で開催されていた「江戸の幟旗」という
展覧会です。(*既に終了しています)

Every Japanese people has the family crests.
But recently, we are not care about that.
I was one of them.
I saw one exhibition which made me realize that
the family crests are cool.
That was the exhibition called
“Edo no nobori-bata “.
I will quote “the introduction” from picture record.


Hand-printed or tsutsugaki-dyed banners with
various colorful designs are called nobori-bata
(painted banners). During the Warring States
period, simple banners with family crests were
used on battlefields, but after the Edo period,
they became ore decorative in nature; banners
with designs of popular historical and legendary
heroes (called mushua-nobori, or “warrior banners”)
were put up on Children’s Day.
For this exhibition, painted banners made from
the Edo to Meiji periods are selected from
the collections of the three most famous collectors.


<本展覧会の会場外のクローズアップされて印刷された幟旗>

江戸時代の美術作品に最近みせられている事もあり、
あまり予備知識もないままに一歩会場に足を踏み入れ
ました。天上の高い展示室の壁一面に幅60センチ程
高さ7〜8メートルに及ぶ幟旗が整然と並んでいました。

<7〜8メートルの旗がたくさんならんでおりました>

ここで「幟旗」(のぼりばた)とは。
一番分かりやすいのが、戦国時代武将達が家紋や文字
をつけた旗を背中にさして戦っていましたあれです。
竹竿に一反木綿のごとく長い生地を下げる旗を幟(のぼり)
と言ったそうです。現代では大相撲や歌舞伎の興行などで
よく見かけます。

今回松濤美術館で展示されていたのはそういったイメージ
のものとはまた違う、江戸時代端午の節句に飾られた、
あるいは神社に奉納された文字書きの幟旗でした。


<節句には強者の象徴である龍の絵も好まれて描かれました>

細長い幟旗の殆ど全ての上部には二本線が引かれています。
端午の節句に贈られたまたは飾られた旗は、
その下に当家と送り主の家紋が並び、さらにその下には
絵師が直接描いた龍であったり登り鯉であったり、泡立つ波
であったり、浮世絵師にによって描かれたと思われる
縦長の画面いっぱいを見事な構図でカラフルに描いた説話の
場面があったり、またはシンプルな市松文様のみの旗も


<親戚同士の贈物だと同じ家紋が並びます
鳥の家紋を虎が見上げるように描かれたすばらしい構図の旗>


<下の虎をクローズアップするとこんなに美しく描かれています>


<説話を浮世絵師が丁寧に描き込んだ美しい旗>

あったり。あるものは藍色のみでシンプルにあるものは絵巻
さながらの色使いにとバリエーションと色彩も豊かです。
神社に奉納された旗の文字は手書きで描かれたとは思えない
ほど美しいフォルムをしていて魅力的でした。
どの旗もそのすばらしいデザインが圧巻で、
もれなく全てがまさにセンスよく、格好よく、
そのクールさにすっかり心を奪われました。


<文字もデザイン性の高い絶妙の字体です>

そして「家紋」です。家紋がその中におかれている重要さ。

<家紋と絵のコラボレーション>


<そして整然とならぶ家紋>

家紋が画面に置かれてるのと置かれてないのでは締まりがぐっと
変わります。今回はじめてその美しさに気がつきました。
家紋は完璧に極められた究極のデザインマークでした。
旗の中で上部の二本線と下部の絵との間に配したことによって
家紋の美しさもまた完全に生きてくるのでした。
江戸のデザイン力に敬服する展覧会でした。

自分のルーツである家紋がいったい何であるのか知りたく
なったので、父に聞いてみました。「下がり藤」だそうです。
今回の展覧会の中にも同じ家紋を見つけました。
それが一番上にアップした画像です。なかなか良い感じの家紋です。
父曰く「藤原家の系統かな」だそうで、血を引いてる事は全くないと
思いますが、そう聞くとなんだか藤原家に急に親近感が湧いて来たり
するから不思議です(笑)

さらに面白いサイトも見つけました。
ここで名字を入れると自分の家紋がわかるそうです。
でも・・選択肢が結構多くて、やはり家族にきかないと
どれが自分の家紋かはわからないですね。(笑)
http://www.asgy.co.jp/

ルイ・ヴィトンのベーシックな文様も日本の家紋から起草
されたものだと以前聞いた事があります。
もっともっとこの家紋、現代のモノのデザインの中に素敵に
取り入れて残してゆきたいですよね。忘れて行ってしまうなんて
もったいなさすぎます。

展覧会場で残念だったのは会場が撮影禁止だったため、
整然と並ぶ幟旗を撮影できなかったこと。
なにせ細長ーいデザインゆえ、図録からの無理矢理写真
ピックアップでは本物の魅力は全く伝わらない
かと思われます・・

知人のアートブロガーであるTakさんのご自身のアートブログ
「弐代目・青い日記帳」
http://bluediary2.jugem.jp/

にて掲載した記事をリンクさせていただきました。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1836

記事も詳しく写真もきれいなので、これでより展覧会場の
雰囲気をお分かりいただけるかと・・・。
(Takさんありがとうございます)

今月はアクリル画ばっかり描いていました。
気がつけば工房に一度も行かなかった・・・。そして涼しい
夏ももやもやと終わってしまいました。
来月から銅版画復帰予定です。
あぁ久しぶりにがすっと版画したいです。
そして今日は誕生日。元旦でもないけれど、
迷う事なく進んで行きたい・・っと誓ってみたりして。


Banners were used as signs, and were made by
attaching narrow, rectangular pieces of either
fabric or paper to long poles. To stop them from
fluttering in the wind, the entire length of the left
side (usually) was secured to the pole. The poles
used windly for raising banners are especially called
noborizao, and the horizontal bar attached to the
top of part is called Kanzashi. Sometimes small
streamers called maneki might be attached to
the end of the noborizao or kanzashi.
Although about 80% of the banners we see today
are made of cotton, paper and hemp were popular
materials until the mid-Edo period due to the fact
that cotton was very expensive (smaller banners
displayed within the home might be made of silk).
Banners were hand-painted or dyed using the
tsutsugaki technique. Dye material, including indigo
and other natural pigments such as gofun (whitewash),
vermillion, ultramarine and dull green were effectively
used.
The origin of banners is not clear, but under the 11th
year of Empress Suiko (603) in the Nihonshoki,
mention of the religious use of hata (one form of
painted banner ) can be bound. It is said that in the
ancient days, banners were used to mark the sacred
places where kami(gods) were thought to come down
or dwell. These hata were also used on battlefields,
their standard form settling into a long and narrow
rectangular shape. Ornamental banners used in more
peaceful times also take this shape. As society became
peaceful, during the Edo period (1603-1868) the
practice of raising banners became more ceremonial;
even today, people in Japan celebrate May fifth
Tango no sekk, or Children’s Day, by displaying
warrior dolls and weapons, ritual offerings, and
painted banners and carp streamers. Legendary
heroes, famous warriors, historical personalities,
strong and wise gods are painted on these banners.
Moreover banners of a more commercial nature
called kandan nobori, or “sign” banners are used
for theaters, shops and sumo tournaments,
especially after the Edo period.