芸術の冬


お久しぶりの日記です。
個展が終わり、やっと少し和みの日々を過ごしておりました。

<今年の表参道のアカリウムは癒しのロウソクのアカリ>

この間、個展後のもろもろの作業やら
お礼状の準備(まだ発送に至ってません・・・)
友人との語らい(それまでの日々、ストイックに
過ごしていたので、でもまだ会えずにいる友よ
また来年!)そして飢えた狼のごとく?怒濤の
ように色々な展覧会に出かけておりました。

<オランダの友人から手作りのグリーティングカードが届きました>

その中でもぐっと心をわしづかみにされたのは
アンドリュー・ワイエス展でした。
91歳になってなお、日々描きたいという衝動に
かられ絵筆をとる彼の言葉は胸にしみいりました。
年齢など何の理由にもならない。
そう語る彼は満足の行く本画に至るまで何枚もの
習作を描いていた事を今回始めて知りました。
そのクォリティーは一枚一枚本画であってもおかしく
ないほどのものでした。特に日本人に愛されている
というワイエスの作品。その理由がわかるような気が
しました。わびさびのような空気感がその作品には
あり、氏の志がじんわりと観ているこちらに伝わって
くるのでした。


<侘び寂びを感じさせるワイエスの作品>

知り合いの方のサイトにすてきなオペラ椿姫のクレイアニメ
が紹介されていました。なんとなくクリスマスシーズン
のこの時期にぴったりな感じなので皆様にもご紹介します。
とってもキュートです!そしてこれぞアートだ!
Click here! ↓
オペラ椿姫

自分の個展の後は芸術の冬を堪能したいものです。
それは自分の肥やしとなる事でしょう。

個展が終わりました


<ギャラリーの外観>

先週の土曜日、個展が無事終了致しました。
たくさんの方に会場に足をお運びいただきまして
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。


<中から外をみるとこんな感じです>

毎回そうなのですが、個展前の制作や作業を限界まで
頑張ってぎりぎりまで根を詰めてしまうので、個展の
オープニング頃はいつも一番ボロボロな状態になります。
そして毎回言われる久しぶりに会う友人の言葉
「大丈夫〜?やつれたね・・」
今回も何人に言われた事か・・・。


<入り口入ってすぐの最初の一枚>

銅版画というのは薬品やら黒二スやらガソリンやら
決して体にいいとは言えない物を使って制作して
ゆくのでおそらく単なる蓄積疲労以外にも体が
へろへろになってしまうのではないかと思われます。
でもそうやって必死になってぎりぎりまで作った
最後の作品について何人かの方が「とても良い」と
言ってくれたのでやはりがんばり通してよかったと
痛感したのでした。


<入って右側の壁>

ギャラリーハウスマヤさんの近辺はデザイン事務所が
多くあります。そのせいか今回の特色としては
ふらっと通りがけに入られてくるクリエイターの方が
とても多かったように思います。
他にも前回の銀座に引き続きわざわざ遠方からいらして
作品を見に来て下さったり、購入してくださったり、
ネットや新聞やDMをみて来て下さったり、
いつも私を見守って下さっている友人知人の方々が
いらして下さったり、本当に皆様のお陰で日々充実し
感謝の気持ちで過ごす事が出来ました。


<今回はカラフルな作品がならびました>

色々な方から作品にたいしての感想をもらうことで
私自身もあらたな発見あったりします。
また額に入れて並べる事で客観的な視点で作品を見る事も
できます。そう言う意味でも個展をやることはとても
重要な事だと改めて思いました。
また気持ちを新たに、もっともっと良い作品を作る事が
できるよう邁進してゆきたいなぁと思います。


<入って左側の壁>

最後に、今回たくさんサポートしてくださいました
ギャラリーハウスマヤの皆様!本当にありがとうございました。
おかげさまで良い個展になりました。

個展二日目です

個展二日目が終了しました。
お天気にも気温にも恵まれて、お客様もいらしてくださって
なかなかのすべりだしです。
ふらっと通りすがりに入って絵を買って下さる
方がいらしたりありがたい限りです。

<一番最後に必死になって仕上げた版画です>

昨日は初日ということで日頃一緒に制作に励んでいる
工房の仲間とプチオープニングパーティーをしました。

<皆のお陰でパーティーは豪華な感じになりました>

「プチ」と思っていたのに皆がそれぞれ食べ物をもちよって
くれたので盛大な感じのオープニングになりました。
仲間の温かさがジーンとします。
英語のE先生とシンガーというお友達も来てくれて
歌なども歌ってくれて多いにパーティーは盛り上がったのでした。

今日は少し会場の雰囲気をアップしました。
あと4日、皆様お近くにお発ちよりの際はぜひお越し下さいませ。