個展が始まりました -2010-


<小さい樹木のような美しい額もあります>

昨日から銀座伊東屋さんにて個展が始まりました。
すこしずつ会場の風景もアップしてゆければ・・・と希望的観測。
My exhibition has started yesterday.
I’ll upload the ambience of gallery.

それに先立つ前日に工房のMさんAちゃんNさん友人達に搬入を
手伝ってもらいました。皆、個展のエキスパート。
非常に頼りになるのです。てきぱきと作業。
おかげさまで良い感じに会場が仕上がりました。
ビールで打ち上げしました。みんなありがとう!


<これは9つのパーツに別れてる作品>

そして昨日の初日を迎えました。
いつも来てくれる友人達と語らうひとときは楽しい。
前回の銀座の個展にいらしてくださったお客様とは
さらにぐっとお話することができて工房のことを紹介したり、
また伊東屋さんは場所柄観光としていらっしゃる方も多数。
ポストカードを買ってくれた外国人のカップル。聞いたことが
ない言葉をしゃべってたので思わず「どこからきたの?」ときいて
しまいました。「スロベニア」からいらしたとか。
こんな簡単なやりとりから急に打ち解けた感じになれるのも
個展の楽しみの一つ。夕方作品を数点購入してくださった
ご夫婦はきけば山形からいらした方でした。芳名帳をみても
全国各地の方がいらして改めて、銀座そして、伊東屋さんは
観光地なのだなぁと実感しました。


<その9つの内の作品の1つ1つも小さな額に入ってます>
今日は2日目。11時半過ぎ辺りから会場にいる予定です。
皆様とお会いできること楽しみにしてます!

銅版画って・・


<ガラス板の上でインクの色をつくります>

もうすぐ個展が始まります。
これから会えるであろうたくさんの皆様との出会い
を楽しみにしつつ、今、いろいろと準備に追われる
日々を送ってます。

個展の時に必ず何人かの方に聞かれることがあります。
「銅版画って・・・なんですか?」と。
確かに、学校の美術の時間などで少しドライポイントを
経験した方はいても、多くの皆様にとってはあまり想像
しづらいものですよね。
「銅に刷るんですか?」と聞かれたことも・・。

今日は銅版画の工程の一部「刷り」の段階をちょとご紹介します。


<これが出来上がった銅版。ここにインクを詰めて行きます>

よく知られている銅版画のイメージは黒一色ですが、私が比較的
多用してるのは一般多色刷り(一枚の版にたくさんの色を置いて、
一度で刷る)という方法です。

<版の溝にしっかりインクが詰まるよう色を詰めてゆきます>

これを人絹と呼ばれる布や紙、あるいは手などを使ってなるべく
素早く拭き取って行きます。

<拭き取り終わった版はこんな感じに・・>

この版は雁皮(ガンピ)と呼ばれる和紙に刷るので、ここで
水バットにこの版を沈め、同じく水にい沈めたガンピを版の上に
定着させます。水気を布で拭き取って、刷毛でノリをつけ
更に水分を拭き取とります。
(*今回の刷りは雁皮刷りと呼ばれる刷り方ですが、全ての
版がこの方法で刷られてるわけではありません。
直接紙にすることもよくあります)

<水バットの中でガンピを乗せて水を切っている状態です。>
*ガンピとは、そもそもうすーい紙です。身近な例えで言うと
脂とり紙のような感じです。それを水にしずめると色味はやや
あるものの、かなり透明に近い感じになります。画面でも良ーく
見ると銅板の上に同サイズのガンピが乗っているのがわかります。

ここまできたらいよいよ刷ります。
私はハーネミューレというドイツの紙を使っています。
この紙もしばらく水につけておきます。それを吸い取り紙で
水分をとってから銅版と共にプレス機セット。

<プレス機を回してそっと紙をもちあげます。この瞬間が一番
ドキドキと同時にワクワクする瞬間です。うまく刷れてますように!>

大丈夫、うまくすれてました。
銅版画は一回で一枚しか刷れません。もう一枚刷りたい時には
インク詰めの作業をまた一から始めます。この版のように大きい
もので多色だと工房の開いてる時間内では私の場合色数が多いので、
一日1枚しか刷れません。

<刷り上がりはこんな感じ。ガンピが乗っているのでなんとなく
きなりな空気感のある仕上がりになっています。>

刷り上がった作品を水張りテープで板に貼り、うえからロール紙を
かぶせます。
最後は灯油やガソリンでインクを落とします。
一仕事おえて、さあまた明日もう一枚!

こんな感じで銅版画の作品を刷って行きます。

この刷りの工程の前に版を作り込んで行く工程があります。
500年前からやっていることはほぼ変わっていないという
アナログな銅版画。
それでも制作していると自身日々新しい発見があります。
技法も多岐にとび、作家の表現で同じ技法でも違う表情をみせます。
いわば作家であると同時に職人でなければならず、
それだけにもっとこうありたい、という思いにも駆られるわけで、
そこがまた魅力でもあるのでした。

林陽子銅版画展 ~mystic elements~

9月20日より個展を銀座の伊東屋8階ミニギャラリーにて
個展を開催致します。
 
I’ll have my own exhibition at Gnza ITO-YA
from Sep. 20th mon. to Sep.30. Thu.

今回は過去の作品からセレクトしたものを中心に展示致します。
テーマmystic elementsは、作品を彩る神秘の森を創り上げる様々な
エレメンツである「水」「大気」「風」「大地」「光」「闇」
を表しています。
お時間ございましたら、ぜひお立ち寄り下さい。
あと、同8階版画コーナーにてもシートの作品を取り扱って
いただいてます。

会場には出来る限り在廊したいと思っております。
今の所11時半頃からいようかと・・また何か変更
ありましたらお知らせ致します。

I’ll be in the gallery as much as possible from around 11:30am.
I hope to see you there. 🙂

<展覧会概要>

林陽子銅版画展
  ~ mystic elements ~

2010.9.20(月祝)〜9.30(木)
日・祝 10:30am~7:00pm
月~土 10:30am~8:00pm
最終日 5:00pm終了

GINZA ITO-YA 8Fミニギャラリー
〒104-0061 中央区銀座2-7-15 
TEL 03-3561-8311

アクセス
東京メトロ銀座駅下車、A13松屋口より京橋方面に向かって徒歩2分(約100M)

URL
http://www.ito-ya.co.jp/

Yoko Hayashi Exhibition ~mystic elements~

<Place>
GINZA ITO-YA at mini gallery on the 8th floor.

<Schedule>

2010.9.20 mon.~9.30 thu.
Sun.and Holiday 10:30am~7:00pm
Mon.~Sat 10:30am~8:00pm
The last day 10:30am〜5:00pm

<Address>
2-7-15 Ginza, Chuo-ku, Tokyo zip104-0061
TEL 03-3561-8311

URL
http://www.ito-ya.co.jp/