Process


<完成したエッチング作品 -finish work->

新年も慌ただしく始まっています。
今日は最初の描画をした状態の版とその腐蝕後、仕上がりを
軽くご紹介。

Sometimes, I’ve introduced some of etching processes.
I’d like to one of them, today.

まずは

一番最初の工程です。
グランドを引いた銅版にニードルで絵を描いてゆく。
下の銅の色が金色に見えてなかなかきれいです。
これを鉄液に入れて腐蝕させます。
First, I draw by needle pen on Copperplate covered with ground.


腐蝕し終えた銅版にソフトグランドを乗せたところです。
普通のハードグランドと違いソフトグランドは鉛筆で書いたような線や
柔らかい印象の腐蝕をさせるためのグランドです。
最初の作業で描画した線が腐蝕されてそこにソフトグランドが入るので
線がはっきりと見えます。
after the first corrosion.

そしてトップ画像にあがっているのが仕上がって刷ったものです。
その後、いくつかの技法を重ねて完成させます。
そのうちの一つソフトグランドの風合いは右上と左下の
鉛筆で書いたような丸いつぶつぶや、花や動物の繊細な
影など随所に。。。更に他の工程を複数重ねて完成です。
And top of photo is finish.
I add some techniques after that, and complete my work.

今までも時折銅版画の工程についてはアップしてきました。
過去の紹介はこちら
こちらでは刷りの工程を

銅版画って・・


こちらでは黒ニスぬりの工程をご紹介

varnish work…however

超デジタル社会の時代ですが、右手にiPhone見ながら
500年前と同じことしてます。こういうのもいいかな。
Now, it’s completely digital society though, I’m watching
my iPhone on my right side and doing works that
have been going on for 500 hundreds of years.
I think, not so bad. 🙂


<左はさようなら2011年のカレンダー。
右はこんにちは2012年のカレンダー。>
<My 2011animal calenders (the left side) said goodbye
to 2012animals (the right side)>

さて、新年も気がついてみればもう月半ば。年末から予感してましたが、
今年は始まってから本当に毎日めまぐるしい日々です。
今まで根を這って来たものが発芽し始めたような・・(本当?)
そんな日々、いや年にしたいです。
皆様にとって幸運な一年でありますように!

The New year has started, and I’m so busy.
But I’m believing that maybe works which full of joy will be waiting for me
and of course you too!

Happy New Year 2012

明けましておめでとうございます。。
今年が皆様にとりまして良い一年でありますように!!
I hope the coming year is a happy and successful one for you.
This year’s oriental zodiac is a Drogon!

今日は掃除して掃除して掃除して終わった一日でした。
でもすっきり!

12月


<恵比寿のクレープカフェ>

年末最後のギリギリの日まで工房で作業してました。
12月はやっぱり一年の中で一番慌ただしく過ぎて行く気が
します。師走とはよく言ったものです。
12月の日々をダイジェストに。

とある週末、恵比寿のギャラリーに向かう途中のクレープカフェで。
木の床はアイボリーに塗られていて壁も漆喰の白。
明るい光が差し込む空間です。将来もし自分のアトリエが持てるなら
こんな部屋がいいなぁと妄想してしまいました。念ずれば通ず。

クレープもロイヤルミルクティーも美味しかったです。


<ギャラリーMalleにては宮沢賢治の装丁展を開催してました>

向かった恵比寿のギャラリーにては
「10人の装画家と5人の装丁家による宮沢賢治装丁展」
が開催されておりました。宮沢賢治の想像力溢れる世界は
描き手にとってはイマジネーションが膨らみます。


<アンドーヒロミちゃんのクリスマス作品>

銀座の伊東屋さん8階ミニギャラリーにて友人達が参加している
7人の作家によるクリスマス展も観に行きました。
写真は私が好きな作家で友人のアンドーヒロミちゃんのコーナー
Joy of Christmasな雰囲気が広がります。


<家のツリーは北欧の木製。手前のアムスのお家はスザンヌからのプレゼント>

そして私も慌ただしい日々を・・・。
なんだか少し楽しいお話を頂いたりして、そんな慌ただしさなら大歓迎なのです。
でも!5月の個展に向けて制作しなければ、色々あってなかなか工房に行けない日々
でしたが、そんなことも言ってられない・・新年空けたら1日が36時間くらいに
なったらいいのに。
なんてね。


<Gap store window>

工房へ向かう原宿駅前のギャップのウィンターショーウィンドー
はカラフルで楽しげでなんだかよかったな。


<工房の前のこみちの謎の生物君>

おまけは工房の前のこみちに、最近ずっといるこのこ。
いつもこちらをじっと見てる。あなたは一体だあれ?