ザボハウス展

今日から私が通っている工房「ザボハウス」の展覧会
が神保町にて始まります。一週間と言う短い期間では
ありますが、身内の私が言うのもなんですが、それぞれ
にレベルが高く、個性豊かな作品ぞろいなので、
銅版画にご興味ある方はぜひお立寄り下さいね。
ちなみに私は3点ほど出品しています。個展の時に制作
した2点と新作1点です。

詳細はこちらです
本日は初日につき17時〜19時までオープニングパーティー
が行われます。ミニライブもある楽しいパーティーになると
思いますので、お時間ある方はいらしてくださいね!

第15回『ザボ展』
 日時:4月16日(月)・月21日(土)
    ギャラリー営業時間 10:00・18:30
    最終日は17:30まで
 会場:文房堂ギャラリー
    東京都千代田区神田神保町1−21−1文房堂ビル4F
    TEL 03-3294-7200(直通)
  
 文房堂ギャラリーHP
http://www.bumpodo.co.jp/gallery/gallery_index.html

目黒東西

途中まで書いておきながら、忙しくて完成できなかった
日記をアップ。一つは終了してしまいましたが、チェコアニメ
の方は今日までやってます。

3月29日二つの展覧会を見るために、目黒を東へ西へ。

まず最初は「アフルレッド・ウォリス展」を観るために
東京都庭園美術館へ。実はここに来るのは初めてです。
入り口にあるカフェレストランも初夏を思わせる桜満開の
陽気のせいか人でいっぱいです。敷地内の庭園も200円払えば
入れるらしく、お花見を楽しむ子供連れのママがいっぱい
きてました。

「アルフレッド・ウォリス」工房の友人にその存在を聞くまで
は実は知りませんでした。でもどうやらそれもそのはずで、
いままで本国イギリス含め大々的な個展をやったことは殆どなく
で今回日本でこのような大きな展覧会が催されることになった
こともイギリスで大きく報じられたのだそうです。
21歳年上の奥様をなくされてから、70歳にして絵を描き始め
たウォリス。もともとは漁師さんで、その絵の多くは海辺、舟、
すんでいた街の風景です。子供がそのまま大人になって絵を
描いたらこのように描くだろう、作風、構図は非常に素朴で、
独特の空気をはなってました。その画風は、やはり70代にして
絵を描き始めたアメリカの「グランマ・モーゼス」の絵と非常に
共通するものがあるように感じました。
彼女もまた農村で長く暮らし、彼女が暮らした村の様々なシーン、
風景を描き続けた素朴派の画家でした。
質素に、実直に、ぼくとつに、暮らしをを続けてきた彼らの人生が
その絵に反映されていて、それが人の心を魅了するのだろうなと
上海で見たやはり高齢の方達によって農村地帯で描かれている
素朴で温かい、農民画を思い出しながら思いました。
到底若輩者の我々にはゆきつけない世界がなせるひとつの
ジャンルですね。

さてそしてその後一路目黒を西へ、目黒区美術館でやっている
「チェコの絵本とアニメーションの世界展」へ。
こちらも道中の目黒川沿いの桜がみごとでした。
チェコアニメ初期からアヴァンギャルドと呼ばれる時代の作家
までかなり見応えのあるラインナップでした。
展示スペース各所に小さいビジョンが設置してあって、それぞれ
アニメーションが流れてました。絵本そのものも日本語に翻訳
されてるものは閲覧できるようになっていて、時間が山ほど
あればゆっくり堪能したい所でしたが、美術館掛け持ちゆえの
疲労と時間不足でここは手短にスルーしてしまいました。
予想外の素晴らしいギフトにであいました。
チェコ語表記の名前だったため、気付かなかったのですが、
大好きなピーター・シスの絵本の「三つの金の鍵」の原画が
3点も飾られていたのです。
私が想像していたよりも5倍くらい大きい原画で、かなり繊細
で細かい描写の美しい絵をこんなにも大きな画面で、いっさいの
手抜きなしで描いているその絵は私のこころをわしづかみに
したのでした。しばらくこの絵の前で立ち止まり続けました。
シスの絵の横、頭上でもビジョン(小さいテレビ)が設置され、
8分間の短いアルチンボルトへのオマージュ的シスの作品アニメ
が上映されていたのですが、これまた秀逸で一つ一つのカットを
全て絵にして飾りたいくらいの素晴らしさでした。

チェコアニメ・・・チェコ絵本・・可愛いだけじゃなく、
どこか毒気があったり、退廃的であったり、やたらに子供に
歩み寄ってなかったり・・・
でもそこが心を惹き付けるツボなんですよね。
日本程、「チェコ」をアニメや絵本で特別にひとくくりしてる
国って他にあるんだろうか・・・。ちょっと知りたい所です。


写真1 階段の踊り場から見える開花した桜

桜の季節が来ましたね。
今までは何となく過ごしてしまってましたが今年はちょっと
ちがいます。
この家での花見は今年が最後です。
老朽化のため夏には立て替えが決まってる私が住んでる
集合住宅(いわゆる団地です)
築48年にもなるこの団地は建物と建物の間の庭も広く、
区指定の古木がたくさんあります。ケヤキ等は4階建ての
建物を超える大樹に成長し、数本ある桜も立派な老木です。


写真2 強風のせい?か落ちてしまった桜を飾りました

ちょうど家の裏手に数本桜があるのですが、どれも古い種の
山桜という品種で、花と桜が一緒に出てくるタイプのものです。
ピンクというよりは白い花弁。ここ数日で一気に咲き始め
ました。


写真3 家の窓枠から見える桜

団地の3階、4階の踊り場から見る風景は目前がまるで
桜の花畑のようです。私有地なので、宴会等する人もなく
静かに鑑賞できていい感じです。
もっと室内の事情が許せば、友人等を呼んでお花見でも
したいところでしたがそれはちょっと無理なのが残念です。

あと数ヶ月もすれば、ここは全て更地になって、古木も
すべて切り倒され、高級マンションがその後建てられること
になってます。
この緑や大樹は一朝一夕で作れるものではないし、何物
にも代え難い財産だと思うのですが・・・私利私欲の前
ではなんの利益も生み出さない樹木なんてじゃまなもの
なんですかね・・・。日本人の美意識はどこへ?
在東京外国人の東京への不満の上位に緑の少なさがあるそうです。
たしかに世界の都市の中でもワーストに入るでしょうね、

温暖化が騒がれてる今、ある程度の大樹はできる限り
残す様な法律でも作るべきなんじゃないかと思わずに
いられません。
このような大樹がどれ程CO2を吸収してることか・・・。

ちなみに隣の敷地は、同じ位、古い外国人居住区の高級住宅
で、こちらも芝生の庭と古木と緑の溢れる場所ですが、
かなりの額で不動産屋が買い取ったとか。こちらも全て
更地になって高級マンションが建つのだそうです。
なんだかなぁ・・ここはたしかに都心だし、場所は
かなりいいですが、それもこの自然があってのことだと
思うんですが、そういう美的感覚、建築業者にはきっと
ないんでしょうね。

ビアトリクスポターみたいな存在だったら買い取って、
ナショナルトラストばりに保護できるんでしょうけれど、
もちろんそんな財力もなく・・かといって宝くじ当たっても
100回以上、いや200回以上?一等賞とらないと買い取れ
ない額なんでもうどうにもならないですね・・・。