ミュージカル、ミュージカル


<「RENT」at 赤坂ACTシアター>

お盆は例年どおりどこにも行かずに@東京で過ごしました。
ですが、今年はこの時期、魅力的なブロードウェイミュージカル
が2つも来ているではありませんかっ!
というわけで旅行に行ったつもりでこのお盆は突然ミュージカル
に走りました。

In Japan there is an event called “obon” in the middle
of August. At this time, almost Japanese take for
a straight week off.
Originally, “Obon” is a Buddhist festival to recognize
ancestral spirits. But recently many people spend
as a holiday.
We didn’t go out for a trip.
Instead, we saw 2 broadway musical.
“A CHORUS LINE ” and “RENT”

そうは言っても、計画的にチケットを買い求めていたわけでも
なんでもないので、
1、突然当日券を求めて並んで「A CHORUS LINE」のチケットをゲット。
2、前日出たキャンセルチケットで「RENT」をネットでゲット。
という夢の二本立てが実現しました。

まずは「A CHORUS LINE」
http://www.acl2009.jp/intro.html
http://www.achorusline.com/
at bunkamuraオーチャードホール

昨年公開されたコーラスラインのオーディションを追った
ドキュメンタリー映画「ブロードウェイ、ブロードウェイ」を
観て以来、本物をぜひ観てみたいと思っていました。

I’d like to see this musical since I saw the movie
” Broadway Broadway” .
This movie is the documentary which shot the audition
of the “A CHORUS LINE”.

新作ミュージカルの最終審査に残ったダンサー達が「脇役」で
あるコーラスダンサーへの合格をめざしてオーディションに挑む
ストーリーは正に映画そのものとかぶります。
ダンサー達がプロデューサーの問いかけに答える形で人生の
片鱗をこちらにみせてくれます。
踊ることが人生の全てだという夢へかける思いが伝わって
きてジーンとなったのでした。
それにしてもやっぱり日本人よりは迫力ある体型。あれで
腰も痛めずにダイナミックに歌って踊るわけだから相当の
鍛えっぷりです。でもそれだけにやっぱり華やかです。
一つ残念だったのは劇中、あるダンサーがゲイであること
が親に知られた時のエピードをプロデューサーに告白する
感動のシーンでのこと。一番のクライマックス。涙にくれる
ダンサー、肩を抱くプロデューサー、そして盛り上がる音楽!
「ファヒィ〜〜〜・・ピ〜〜・・・」って、ソロのクラリネット
の音がヒックリ返りました。オケピの中の推定彼の姿は見え
ませんでしたが、音をそのまま立て直すことができず、
感動のシーンは「ヒィィィ〜〜〜・・・・・」
という謎の空気音と共に終了。こちらの感動もひっくり返り
ました。彼はあの夜眠れなかったことでしょう。
当日券は3回のバルコニー席。上から見下ろす舞台は思った
よりも遠くなく、双眼鏡も借りられたので十分楽しめました。
前田美波里さんが観に来ていました。赤いサテンのドレスに
赤いサンダル、足の爪には赤いマニキュア。その姿はあまりに
美しく見ほれてしまいました。先日テレビで「還暦なの」と
おっしゃってたことを思うと脅威の美しさです。目指せ美波里。
いやね、双眼鏡があるからよ〜くみえたので。ってスパイか?

そして「RENT」
http://www.tbs.co.jp/act/event/rent2009/
at 赤坂ACTシアター

「RENT」を初めて観たのはロンドンでした。
当時は英語も殆どわからない状況で、ましてやテンポ良く歌で
つないでゆく舞台。歌もノリもいい、楽しい!・・・だけどいまいち
ディティールがよくわからないストレスが残りました。

I saw the musical “RENT” at London first.
At that time, I thought like this, musics and dance
performance were really an enjoyable…but,
my feeling was not fun enough. Why?
Because, I almost wasn’t able to understand
the language then.
After that, I saw the movie “RENT”.
A fog had cleared up in my mind finally.
And some original casts came to Japan this time.
Of course I enjoyed the stage very much.

その後、2005年に映画版が公開されストレスは「一気に解消」
しました。昨年、NYでのロングラン公演を閉幕したこの作品。
今回はオリジナルキャストで映画にも出演していた主役の二人
を加えた豪華キャストが来日しました。
プロデューサーが開幕前日に若くして病死するという大きな
ドラマチックなエピソードをかかえた「RENT」。
ストーリーはNYのイーストヴィレッジを舞台に「RENT」(家賃)
を払うこともままならない、多くの夢や、挫折、苦悩をかかえた
芸術家達の1年をロックで歌いあげて行きます。セリフはほぼ全編
歌のみ。でも飽きさせません。コーラスラインもRENTも私の不安
をよそに、ちゃんと舞台袖に字幕がでているのでリアルタイムで
話にも着いてゆけました。
席は「誰かのドタキャン」効果で前から10列目中央というまさに
「残り物には福があるね」な良い場所でライブを十分満喫できました。
赤坂ACTシアター。初めて行きましたが新しいシアターだけに、
席も交互にずらして作ってあるし傾斜も十分。見やすい良いシアター
でした。

「RENT」と聞いてピンと来ない人も
メインのテーマ曲「seasons of love」は知ってるかもしれません。
watch?v=x8iTeDl_Wug

おまけ
他のお盆企画。
エッシャーのパズルで矛盾だらけの不思議ワールドへトリップ。



<エッシャー作品パズル(1000ピース)>

映画「アマルフィ」でイタリア気分を満喫。
思ったより面白かったです。
日本人の奥様がギンガムチェックの割烹着姿というアットホームな
お店でトルコ料理をたべる。さすが世界の3大料理おいしかった!
「RENT」の後、せっかくサカスにきたので中の店鋪の
ポルトガル料理をいただく。こちらも美味也。ポートワインも
おいしいね・・・ってことで、東京にいながらあ〜ら不思議、
NYはブロードウェイ、イタリア、トルコ、ポルトガルさらには
不思議ワールドへも旅したことに?
「気分」は大事です。エア旅行?

蓮の海


<蓮のつぼみは美しいです>

先週の早朝、工房の友人3人と上野不忍池に見頃になった
蓮の花を観に行きました。
<Shinobazu-pond>
http://en.wikipedia.org/wiki/Shinobazu_Pond
今回はせっかくなので、写真満載でゆきます。

I went to see lotus flowers that now is the best time
to view to Ueno Shiinobazunoike with my friends at
early morning last week.


<あたり一面、蓮の海です>
< There are lotuses as far as the eye can see.>

蓮の花は早朝から午前中にかけて開花してまた閉じてしまう
とのことで待ち合わせは上野に朝の7時!!
「ひ〜〜・・」
夜型の私には緊張の待ち合わせ時間です。先に着いてた
蓮とならぶとコロボックルのようなNさん、早起きなら任せて、
のSさんと無事合流。その後「奇跡の早起き」を果たしたAちゃん
とも無事合流し、池を目指しました。


<早朝の不忍池はまだ白鳥ボートもお休み中>
< Swan boats are still in the land of dreams in early-morning park.>

ここには冬に来たことがあります。
その時はかれた棒状の蓮の茎が池にびっしりと立ってました。


<冬場はゆりかもめのオアシス 蓮は立ち枯れ状態に>
<same place of winter.
Here is the oasis for migratory birds in the winter.>

冬場は飛来したゆりかもめや鴨がすっかり餌付けされ
人間にこびを売る・・という今とは全く違った様相を呈して
いたのでした・・季節で本当にかわりますよね。
その時の模様はこちらでルポしてます。
https://www.yoko-hayashi.com/archives/2008/02/19/230/


<葉っぱのおいしげりぶりにびっくりです>
< Leaves sea are spreading.>

そして今回目にした池はあの時とおなじ場所とは思えない
程の青々とした蓮の葉の海が広がっていたのでした。
うーん生命の力。予想を超える圧倒ぶりです。
目当ての花はその間から葉に寄り添うようにぽつぽつと
可憐な姿をのぞかせておりました。


<常に葉と寄り添うように花は咲いていました>
<flowers and leaves cuddle up each other always.>

蓮の花は開く時に「ポンッ」という音がする、という噂があり
ますが、それはどうやらウソなのだとNさんから聞きました。

というわけで池はひっそりと静まり返ってます。
開花した花はお釈迦様の台座(お座布団)と言われています。


<台座と言われて納得の大きさです>
<It’s said that lotus flower is the cushion of Buddha.>

初めて見る満開の蓮の花は想像以上に大きくて荘厳でなるほど
これならお釈迦様も座れるね・・と納得しました。
つぼみも咲きかけも満開も、更には水辺に落ちた花びらも、
どの状態の花もすべて心を惹き付ける魅力がありました。


<途中の茶屋にはまねきねこがいました>
<There was a Maneki Neko (welcoming cat) at the cafe on the way.
* A maneki neko is the decorative figure of a seated cat, with one
of its front paws raised to invite people in.>

早起きしてよかったね、挫折しなくてよかったね、自分。
いいかも早起き。早起きはなかなか気持ちがいいです。

4人で池をまんべんなく回り、心行くまで写真をとりました。
最後は池の中腹にある弁天堂でお参りして開運招福お守りが
ついてくるおみくじを引いて花見の会は終了となりました。


<弁天堂の横の龍の彫刻>
<The Dragon at Bentendo.
We drew sacred lots here.>

私が引いたお守りは「六瓢箪」というひょうたんのお守り
でした。「無病に通じ出世飛躍を授ける縁起物」とあります。
嬉しいです。さっそくお財布にいれました。

気がつけば2時間以上経っていました。
予想に反して9時半を回って見渡す池は更にたくさんの花が開花
して華やぎを増してました。
蓮の華やぎと反比例して後ろにはここに住んでいる、と
おぼしき皆さんがベンチをベット代わりに所々でまだ眠って
います。なかなかギャップのある光景でした。これがあるので
女子一人はあまり早朝だと怖いかもしれません。
みんなで行きましょう。まだしばらくは花期を楽しめます。

花を十分満喫したあとは公園を後にし、これまた信じられないくらい
閑散としている朝のアメ横で4人でお茶しながらしばし休息しました。
ガールズトークは楽しいです。
その後私以外の3人は上野動物園ツアーに旅立ってゆきました。
楽しそう・・ですが、用事がある私は残念ながらここでさようなら。

はじめて咲き誇る蓮の花を観に来てみました。
花も葉も咲き終えた後のガクもどれもその形に惹き付けられました。


<ガクもまた魅力的>
<After finishing to blossom is also magnetic.>

以前にも蓮の花の絵を描いたことがありましたが、また新たな
インスピレーションを得られそうな気がしたのでした。


<私の銅版画の蓮の花です>
<This is My etching work of lotus.>
https://www.yoko-hayashi.com/zenphoto/index.php?album=celticforest&image=003.jpg

音を楽しむ、ということ


<100人規模のオーケストラです>

日曜日は地元の街へ所属しているオーケストラの
演奏会を聴きに行きました。
I went to listen the subscription concert of
the amateur orchestra which I belong.
I couldn’t join the concert as a player this time,
and so I did background work.

このオーケストラのことに関しては前にも書きましたので
詳しいことはこちらを読んで下さいね。
https://www.yoko-hayashi.com/archives/2009/01/27/434/

今回は参加はかなわず、当日のお手伝いも致しました。
このオケは毎年1500人入る文化ホールで定期演奏会を
1度開いています。
裏方をしてみて改めてこれだけの規模の演奏会をやるにあたり
たくさんの方の支えがあるのだなと実感しました。

ランチタイムは楽屋で子供の頃からの仲間達とお弁当を
たべて和みました。もはや気分は親戚の領域です。

今回はかなり上の方の客席から本番を聴いたのですが、
アマチュアのオーケストラの演奏会に毎年これだけたくさんの
方が、聴きに来てくれるということの有り難さも実感しました。
プロではなくてもお客様が時間やお金を使って足を運んでくれる
こと、演奏する方は精一杯のパフォーマンスをみせなければ
いけないのだと我が身を思い身を引き締まるのでした。


<初めてのフォーメーション 
指揮者を挟んで1st 2stヴァイオリンが対峙>

今年振った指揮者の方は初めてのご登場。
前半のヴェルディの「ナブッコ」とR・シュトラウスの
「ドン・ファン」は華やかで楽しく音もきれいでとても
良かったです。
客席もなんだか正に字の通り音を楽しんでいるようで
良い雰囲気です。
後半、ベートヴェンのシンフォニー「英雄」はとても速い
テンポで斬新というかこんな英雄もあったのかなという
感じで好みが分かれる所だと思いました。私はやはり
なじみのある英雄派かなぁ・・。
お客の立場というのもまたわがままなもので、結局は
自分が満足する音楽を求めているのだなと実感です。
さらには指揮者の作り込みで音楽は全く別の表情もみせるの
だということも改めて実感しました。

そしてやはり、一緒に弾けたらどんなに楽しいだろうと
いうことも深く実感たのでした。

そんな色々な実感を味わった週末でした。