ザボ展始まる


今週の月曜日から工房、ザボハウスの展覧会が始まりました。
総勢42名(くらい?)の銅版画、リトグラフ、絵画の作品が
飾られています。
圧倒的に銅版画の作品が多いです。
これらが全て同じ銅版画なの?と思ってしまうほど、多種多様の
技法が使われた、いろいろな個性が並んでいます。
なかなか見ていて飽きない展示だと思います。
今年は幹事を勤めさせていただきました。何をしたという訳でも
ないのですが、なんだかすごく忙しかったです・・・。

初日の月曜日、無事盛大なオープイングパーティーを迎え、
やっと一息。といったところでしょうか。

版画に興味がある方、お近くにお越しの方はぜひお立ち寄りください。

2008/4/14(月)〜19(土)
11:00〜6:30(最終日は5:00まで)
神保町にある文房堂ギャラリー
千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F
03-3294-7200
にて開催されます。
<地図などはこちらで↓>
http://www.zabohouse.com/info/zabo16dm

五感で味わう春


桜の季節がやってきましたね。
最近の春爛漫な気候も相まって、満開の桜を
みると心浮き立たずにはおられません。

街の雑貨屋さんもあちこちで桜フェアなんかやっていて
「あぁ日本人は桜大好きなのね」→おまえもな。
などとつくづく思います。
青山のカフェmaduの雑貨屋さんでもかわいい桜グッズが
並んでおりました。
桜のお香、桜の透かし彫りのグラスとチロリ、桜の器、
桜のオーナメント、桜の入浴剤、桜の緑茶etc.etc

おもわず、香川県ばいこう堂の桜の干菓子とコンペイ糖のお菓子
とがらすの透かし彫りのおちょこを買ってしまいました。


<ばいこう堂の干菓子>

<桜のすかしぼりのあるおちょこ>
干菓子はおいしくて、口の中でとけました。
何より、見た目の美しさ。職人の技と美的センスの高さが伺えます。

平安時代より以前から日本人は花見をしてきたそうで、
その歴史が「観る」事だけでなく、5感で楽しむ桜文化を
育んできたような気がします。
日本人で良かったと思えるこの季節。

東京の桜は満開を過ぎましたが、風に煽られて散る桜吹雪
はまた風情があるもので、まだまだ桜情緒を楽しめそうです。
今週末は人生初、桜の季節の京都に行く予定です。
お天気に恵まれると良いのですが・・・

一つここでおしらせです

毎年恒例の私の通っている工房ザボハウスの展覧会が
2008/4/14(月)〜19(土)
11:00〜6:30(最終日は5:00まで)
神保町にある文房堂ギャラリー
千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F
03-3294-7200
にて開催されます。
<地図などはこちらで↓>
http://www.zabohouse.com/info/zabo16dm
今年のDMの絵は私の作品です。
もちろん参加しております。
お時間ありましたらいらしてみてくださいね!

ネットがつなぐ世界への扉


<写真1 >
HPを作って1年半以上がたとうとしします。
この間、HPがもとで仕事がきたり、意外な取材を受けたり、と
喜ばしい出来事がいくつかありました。
そして嬉しい出会いも、このHPは私にもたらしてくれたのでした。

それはさかのぼる事一年ほど前、去年の今頃、イギリスに住んでいる
デザイナーでイラストレーターの女性が私のHPの作品にコメントを
寄せてくれたのでした。
私はその頃咲き始めた桜の写真を添付して、感謝の気持ちと
彼女の作品への感想を書き添えて返事を送りました。
それがスザンヌとの出会いでした。
彼女のHPはこちら
http://www.suzannenorris.com/
やり取りをするうちに、彼女と私の間には数々の面白い偶然が
あることがわかりました。
まず、桜。
その出会いからさかのぼる事、一年前、スザンヌは観光で来日し、
隅田川沿いで桜吹雪をみて感激して、
sakura snow
http://sakurasnow.wordpress.com/
というブログを作っていたのでした。最も、このことを私が知ったのは
ずいぶん後のことですが。

例えば、私が返信メールに触れたロンドンのリトルベニスの近くに
彼女が住んでいたり、東京で彼女が撮ったという写真のレリーフを
偶然歩いていた銀座の天ぷら屋のディスプレイで見つけたり、
彼女が訪れたというイギリスの田舎町デヴォンが特集されている雑誌を
その時私も偶然買っていたり、全く同じ時期に引っ越ししたり。
そうして彼女が移住したのがアムステルダムだとわかったとき、私の
目の前には偶然アムステルダム特集の雑誌があったり、
私の贈ったもののラッピングペーパーの数色の色が、その時
受け取った彼女が手にしていた毛糸の色と全く同じだったり。
(とスザンヌから写真付きで証明写真がおくられてきました)
全く同じエッシャーの本を持っていたり、トーベヤンソンが好きだったり・・・。
etc.etc…
ほかにも色々と彼女がブログに書いている事を読んでは同じような感覚の
持ち主なんだと思う事しばしば・・・
スザンヌとのやりとりはいつも不思議な偶然と楽しさに満ちているのでした。

彼女の提案でアドレス交換した私たちはその後、数度、ちょっとした
贈物のやりとりもしました。
彼女のラッピングはいつもとてもチャーミングでした。
彼女は「ケルトの樹木」の本を贈ってくれたり、原画付きのカードを添えて
くれたり、クリスマスの頃には、美しくペーパーカッティングされた樹木の
グリーティングカードを贈ってくれたりしました。
<*写真1参照>

つい最近もインドの部族の人々が描いたという夜になると精霊が宿るという
美しい樹木のシルクスクリーン本が手元に届いたばかりです。
夜になると精霊がやどるというテーマはまさに私が描いている世界と
共通するもので、これは日本語が読めない彼女は知らなかったことなのでした。
その偶然と本の美しさにすっかり心をうたれました。
同時に彼女は数枚のポストカードも同封してくれました。
image541.jpg
<写真2 とても魅力的なインドの部族の樹木のシルクスクリーンの本。
   そして同封されていたポストカードと素敵なラッピングペーパー。>

もうすぐ桜の季節です。
彼女と出会って、一年がたとうとしています。
私たちは12通のメールと添付写真そして少しのプレゼントのやりとり
しました。まだお互いの顔も年齢もしりません。
でもいつかきっと会えるような気がします。
インターネットがなかったら、こんな素敵な出会いはなかったでしょう。
そう思うとネットって悪くないな。と思う今日この頃です。
スザンヌ、ありがとう!

そしてHPをつくってくれたこばちゃん本当にありがとう!