新丸ビル探訪

丸の内で新年会がありました。
せっかくなので少し早めに家を出て、新しく建て替えオープンした
新丸ビルを探訪することにしました。

丸ビルの地上にでて1階入り口からお隣新丸ビルを眺めると、そこには
とっても広い道路が横断歩道もなく横たわってたのでした・・・これって・・
東京駅の方までぐるっと迂回しなければならないってこと・・?
ものすごく冷たい風が私の前を吹き抜けます・・・(寒い・・やっぱり
やめようか新丸ビル探訪)と思ったその時、道路の横に地下通路への入り口
発見。この通路、目の前のフォッサマグナを横切ってくれるんだろうか・・
疑念にわきつつ牛歩でおりてったので下からあがってきたOL様2名に
不審な目で見られました。
すると・・なんと、丸ビルと新丸ビルって地下でつながってたんですね!!
へ〜。ゴージャスだわ〜。もうお昇り度120%です。
地下1階入り口、通常大体こういう所にはスタバが・・・がしかしここには
ゴディバのアイススタンドです。ほらやっぱりゴージャスです。

超近代的な外観とは裏腹に、内装はダーク系のブラウンと白色を基調カラー
でまとめ、間接照明を思わせるヨーロッパ的な明るさで空間を演出して
います。
いく層かの正方形模様が並ぶ天井は歴史的建造物の風格があります。
エスカレーター天井にもデコラティブな唐草模様のがあしらわれた遊び心。
巨大ガラスには円形の模様彫りが施されていています。どれもこれも
きちんと作られているので新しいビルにも関わらず、すでに独特の重厚感
さえただよっているのでした。
「雰囲気、大人です。」
ナントカヒルズに辟易としていた私。和モードと緑の調和の
ミッドタウンでとりあえず近代型大型商業施設建築を見直しましたが、
この新丸ビルも地下から上階へあがっているエントランスの導入部分、
かなり好感触でした。エレベーターの導線もスムーズにできていて利用
しやすい。

そして、どこのデパートにもある「エスカレーター横の休憩イス」。
もちろんこの新丸ビルにもありました。
それは、革張りの巨大なソファーセット、座っているのは毛皮もお似合い
の妙齢のセレブ風ご婦人方。
「やっぱり落ち着くわね〜」などと言ってます。すでにサロン状態です。
バリアーがみえます・・・。
若輩者の私など、おそれおおくて座ることなどできません。
ゴージャスソファーを横目に上階へ。上がったのは4階です。
リビング雑貨などが比較的多く入っている階です。
IDEEショップなど入っててどの店もこじんまりと雰囲気良くおさまってます。
がしかし、これに関してはミッドタウンと印象は変わらず。
相変わらず、もうどこへ行っても街の特徴なし。の概念は崩せませんでした。

それにしてもこのビルいったい誰の建築なのでしょうか?調べた所、
コンセプトデザイナーとして英国人建築家マイケル・ホプキンス卿
が全てを手がけたようです。
http://www.shinmaru.jp/04_about/concept.html
道理でヨーロッパのエッセンスを感じる訳です。
どうせならホプキンス卿に、丸ビルもセットでコンセプトして
欲しかった・・。
新丸ビルが出来た今、丸ビル内装がよけいに「ちょっと残念」な感じに
映ります。
ロゴは一緒なのに・・。

でも、つまりミッドタウンや、新丸ビルをみるにつけセンスある人が
手がければ「ちゃんと良いものができる」ということなのです。
今後建つであろう、目の前の開発目覚ましい東京駅駅前近代建築に、
期待したいところです。

ビル探訪を終えたその後は小学校合奏部時代からの親友3人で楽しい宴
でした。
ヴァイオリンさぼり魔の私と違って、一人の友人はプロの演奏家、指導者
として活動、もう一人の友人も丸ビルで働きながらも、アマチュアの
オーケストラを掛け持ち週末は音楽三昧という素晴らしさ。
私などはせいぜい「のだめカンタービレ」新春SPのオタク情報を教えるのが
関の山なのでした。でもたくさんの思い出を共有してる友人達と語らうのは
やっぱりいいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です