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ようこそ「Celtic Forest」へ

1999年より銅版画を作り始めて以来、ケルトの森をテーマに制作をしています。
多くの秘密や伝説を内包しているケルトの神話、国を持たなかった民族の知恵と信仰、ドルイド、木の暦、口承民話などは私を強く惹き付けました。それらからインスパイアされたケルトの世界は私の中で新しい森をつくり広がっていきます。
Yoko Hayashi

2010-09

あと2日です

  • 2010-09-29 (水)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<会場に華をそえる素敵なお花をいただきました>

今まで過去4度個展を開来ましたがその全ては6日間でした。
始まると、あっという間に終わる感じです。
でも今回は初の11日間休みなしの個展。最初、その長さに
体力持つかなぁなんて不安でしたがそんな個展も残すところ
あと2日となりました。
日頃はじっと座って作業してることが多い私。足の筋肉が
激しく退化してることを実感しました。

連日いろいろな方とかわす会話もまた楽しみの一つです。
先日出版社のデザイン室の方が、奥様で同じくデザイナーの方、
それから私とタイプが似ているイラストレーターの人を
つれて会場に来てくださいました。その時の会話を総括すると
「夜中の(特に酒に酔った後の)仕事はまずい」というもの。
ひょんなことからその話題になり、イラストレータ氏がまず、
「夜、酒に酔って描いたラフは翌朝、冷めた目でみてみると
ボツになることが多いです」という。それを機に私も
「全く同感です。夜中は、いや〜なんかすごくいい絵かいちゃった
なぁ・・なんて悦にひたってるんだけど、朝になると魔法が解けた
ように、なんだこれは?と。特にお酒を飲んでるとダメですよね」
すると意外にもデザイナーお二人も口を揃えて同感だとおっしゃる。
出版社のデザイナー氏は「夜中につくったラフデザインは、ぼくは
かならず一日寝かせてからまた見直す事にしてます」と。なるほど。
皆で「それって大事かも」と共感しあって話はおわったのでした。
描き手だけじゃなくて作り手もまた同じ。日中、陽の光の中で見て
どうかって実はすごくモノづくりには重要なことかも。
夜はどうしても独りよがりなものを創造しやすい。


<真ん中の絵はシドニーへお嫁入りが決まった前回個展ギリギリ完成の作>

感性がものをいう仕事だから、どうしてもスケジュール立てて
いかないこともある。ひょんなことからひらめいたり(そう、だから
夜中のひらめきが発芽することだってもちろんある)、締切りや
個展前のギリギリのところで「何か」降りて来たり、でもそういうときの
作品って後からみると力をもってるなと感じます。
そういえば今回、お嫁にゆくことになった(売れた)絵、大きめの
2点はどちらもそれぞれ以前の個展直前に必至に仕上げたものだなぁ・・。

皆様と会場でお会いすること楽しみにしております!

追伸 あ、、英語でなるべく一言そえようと日頃小さな努力をしている
私ですが、すらすら書けるわけでなく、今は状況的に余裕がなくて
書けない感じになってます・・・って日本語でかいても意味ない・・。

個展5日目 ~2010~

  • 2010-09-24 (金)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<会場風景です>

今日で個展も5日目。半分の所まで来ました。
昨日は嵐のような大荒れのお天気でしたね。私の住んでる駒場東大
辺りの上空も朝から「ドーン!!」という地鳴りのような雷と大雨が。
季節の変わり目はいつもこんな感じですが、ちょうど今がその時期
なんですね。そんな最悪のお天気の中いらして下さった
お客様に感謝です。ありがとうございました。

それにしても今朝テレビのニュースで見た午後2時頃の銀座の
豪雨はすごかったですね。
銀座三越がリニューアルオープンしてここの所かなりの人で
賑わっている銀座の中央通界隈ですが、さすがにこの日は
人通りもまばらだったようです。まだ雨のふる帰り道、
銀座線への路もまたいつになく静かでした。
非常口の窓のところまで行かないと外の様子が分からない
私です。季節が1日で3ヶ月くらい進んでまるで違う国に
来たような・・。今のところ雨はやんでますが・・午後はいかに。
皆様体調管理お気をつけて・・・・って私か。


<光にかざすと透けて見えるミニ額も>

個展が始まりました -2010-

  • 2010-09-21 (火)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<小さい樹木のような美しい額もあります>

昨日から銀座伊東屋さんにて個展が始まりました。
すこしずつ会場の風景もアップしてゆければ・・・と希望的観測。
My exhibition has started yesterday.
I’ll upload the ambience of gallery.

それに先立つ前日に工房のMさんAちゃんNさん友人達に搬入を
手伝ってもらいました。皆、個展のエキスパート。
非常に頼りになるのです。てきぱきと作業。
おかげさまで良い感じに会場が仕上がりました。
ビールで打ち上げしました。みんなありがとう!


<これは9つのパーツに別れてる作品>

そして昨日の初日を迎えました。
いつも来てくれる友人達と語らうひとときは楽しい。
前回の銀座の個展にいらしてくださったお客様とは
さらにぐっとお話することができて工房のことを紹介したり、
また伊東屋さんは場所柄観光としていらっしゃる方も多数。
ポストカードを買ってくれた外国人のカップル。聞いたことが
ない言葉をしゃべってたので思わず「どこからきたの?」ときいて
しまいました。「スロベニア」からいらしたとか。
こんな簡単なやりとりから急に打ち解けた感じになれるのも
個展の楽しみの一つ。夕方作品を数点購入してくださった
ご夫婦はきけば山形からいらした方でした。芳名帳をみても
全国各地の方がいらして改めて、銀座そして、伊東屋さんは
観光地なのだなぁと実感しました。


<その9つの内の作品の1つ1つも小さな額に入ってます>
今日は2日目。11時半過ぎ辺りから会場にいる予定です。
皆様とお会いできること楽しみにしてます!

銅版画って・・

  • 2010-09-16 (木)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<ガラス板の上でインクの色をつくります>

もうすぐ個展が始まります。
これから会えるであろうたくさんの皆様との出会い
を楽しみにしつつ、今、いろいろと準備に追われる
日々を送ってます。

個展の時に必ず何人かの方に聞かれることがあります。
「銅版画って・・・なんですか?」と。
確かに、学校の美術の時間などで少しドライポイントを
経験した方はいても、多くの皆様にとってはあまり想像
しづらいものですよね。
「銅に刷るんですか?」と聞かれたことも・・。

今日は銅版画の工程の一部「刷り」の段階をちょとご紹介します。


<これが出来上がった銅版。ここにインクを詰めて行きます>

よく知られている銅版画のイメージは黒一色ですが、私が比較的
多用してるのは一般多色刷り(一枚の版にたくさんの色を置いて、
一度で刷る)という方法です。

<版の溝にしっかりインクが詰まるよう色を詰めてゆきます>

これを人絹と呼ばれる布や紙、あるいは手などを使ってなるべく
素早く拭き取って行きます。

<拭き取り終わった版はこんな感じに・・>

この版は雁皮(ガンピ)と呼ばれる和紙に刷るので、ここで
水バットにこの版を沈め、同じく水にい沈めたガンピを版の上に
定着させます。水気を布で拭き取って、刷毛でノリをつけ
更に水分を拭き取とります。
(*今回の刷りは雁皮刷りと呼ばれる刷り方ですが、全ての
版がこの方法で刷られてるわけではありません。
直接紙にすることもよくあります)

<水バットの中でガンピを乗せて水を切っている状態です。>
*ガンピとは、そもそもうすーい紙です。身近な例えで言うと
脂とり紙のような感じです。それを水にしずめると色味はやや
あるものの、かなり透明に近い感じになります。画面でも良ーく
見ると銅板の上に同サイズのガンピが乗っているのがわかります。

ここまできたらいよいよ刷ります。
私はハーネミューレというドイツの紙を使っています。
この紙もしばらく水につけておきます。それを吸い取り紙で
水分をとってから銅版と共にプレス機セット。

<プレス機を回してそっと紙をもちあげます。この瞬間が一番
ドキドキと同時にワクワクする瞬間です。うまく刷れてますように!>

大丈夫、うまくすれてました。
銅版画は一回で一枚しか刷れません。もう一枚刷りたい時には
インク詰めの作業をまた一から始めます。この版のように大きい
もので多色だと工房の開いてる時間内では私の場合色数が多いので、
一日1枚しか刷れません。

<刷り上がりはこんな感じ。ガンピが乗っているのでなんとなく
きなりな空気感のある仕上がりになっています。>

刷り上がった作品を水張りテープで板に貼り、うえからロール紙を
かぶせます。
最後は灯油やガソリンでインクを落とします。
一仕事おえて、さあまた明日もう一枚!

こんな感じで銅版画の作品を刷って行きます。

この刷りの工程の前に版を作り込んで行く工程があります。
500年前からやっていることはほぼ変わっていないという
アナログな銅版画。
それでも制作していると自身日々新しい発見があります。
技法も多岐にとび、作家の表現で同じ技法でも違う表情をみせます。
いわば作家であると同時に職人でなければならず、
それだけにもっとこうありたい、という思いにも駆られるわけで、
そこがまた魅力でもあるのでした。

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