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ようこそ「Celtic Forest」へ

1999年より銅版画を作り始めて以来、ケルトの森をテーマに制作をしています。
多くの秘密や伝説を内包しているケルトの神話、国を持たなかった民族の知恵と信仰、ドルイド、木の暦、口承民話などは私を強く惹き付けました。それらからインスパイアされたケルトの世界は私の中で新しい森をつくり広がっていきます。
Yoko Hayashi

2009-09

江戸のデザイン力

  • 2009-09-26 (土)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<私の実家の家紋です>
<This is my family crest. “Sagarifuji”>

自分の家の家紋を知ってますか?
私は今まで知りませんでした。今まで意識もせずに
すごしてきました。

今月、家紋の格好よさに気付かされる展覧会を
みました。
松濤美術館で開催されていた「江戸の幟旗」という
展覧会です。(*既に終了しています)

Every Japanese people has the family crests.
But recently, we are not care about that.
I was one of them.
I saw one exhibition which made me realize that
the family crests are cool.
That was the exhibition called
“Edo no nobori-bata “.
I will quote “the introduction” from picture record.


Hand-printed or tsutsugaki-dyed banners with
various colorful designs are called nobori-bata
(painted banners). During the Warring States
period, simple banners with family crests were
used on battlefields, but after the Edo period,
they became ore decorative in nature; banners
with designs of popular historical and legendary
heroes (called mushua-nobori, or “warrior banners”)
were put up on Children’s Day.
For this exhibition, painted banners made from
the Edo to Meiji periods are selected from
the collections of the three most famous collectors.


<本展覧会の会場外のクローズアップされて印刷された幟旗>

江戸時代の美術作品に最近みせられている事もあり、
あまり予備知識もないままに一歩会場に足を踏み入れ
ました。天上の高い展示室の壁一面に幅60センチ程
高さ7〜8メートルに及ぶ幟旗が整然と並んでいました。

<7〜8メートルの旗がたくさんならんでおりました>

ここで「幟旗」(のぼりばた)とは。
一番分かりやすいのが、戦国時代武将達が家紋や文字
をつけた旗を背中にさして戦っていましたあれです。
竹竿に一反木綿のごとく長い生地を下げる旗を幟(のぼり)
と言ったそうです。現代では大相撲や歌舞伎の興行などで
よく見かけます。

今回松濤美術館で展示されていたのはそういったイメージ
のものとはまた違う、江戸時代端午の節句に飾られた、
あるいは神社に奉納された文字書きの幟旗でした。


<節句には強者の象徴である龍の絵も好まれて描かれました>

細長い幟旗の殆ど全ての上部には二本線が引かれています。
端午の節句に贈られたまたは飾られた旗は、
その下に当家と送り主の家紋が並び、さらにその下には
絵師が直接描いた龍であったり登り鯉であったり、泡立つ波
であったり、浮世絵師にによって描かれたと思われる
縦長の画面いっぱいを見事な構図でカラフルに描いた説話の
場面があったり、またはシンプルな市松文様のみの旗も


<親戚同士の贈物だと同じ家紋が並びます
鳥の家紋を虎が見上げるように描かれたすばらしい構図の旗>


<下の虎をクローズアップするとこんなに美しく描かれています>


<説話を浮世絵師が丁寧に描き込んだ美しい旗>

あったり。あるものは藍色のみでシンプルにあるものは絵巻
さながらの色使いにとバリエーションと色彩も豊かです。
神社に奉納された旗の文字は手書きで描かれたとは思えない
ほど美しいフォルムをしていて魅力的でした。
どの旗もそのすばらしいデザインが圧巻で、
もれなく全てがまさにセンスよく、格好よく、
そのクールさにすっかり心を奪われました。


<文字もデザイン性の高い絶妙の字体です>

そして「家紋」です。家紋がその中におかれている重要さ。

<家紋と絵のコラボレーション>


<そして整然とならぶ家紋>

家紋が画面に置かれてるのと置かれてないのでは締まりがぐっと
変わります。今回はじめてその美しさに気がつきました。
家紋は完璧に極められた究極のデザインマークでした。
旗の中で上部の二本線と下部の絵との間に配したことによって
家紋の美しさもまた完全に生きてくるのでした。
江戸のデザイン力に敬服する展覧会でした。

自分のルーツである家紋がいったい何であるのか知りたく
なったので、父に聞いてみました。「下がり藤」だそうです。
今回の展覧会の中にも同じ家紋を見つけました。
それが一番上にアップした画像です。なかなか良い感じの家紋です。
父曰く「藤原家の系統かな」だそうで、血を引いてる事は全くないと
思いますが、そう聞くとなんだか藤原家に急に親近感が湧いて来たり
するから不思議です(笑)

さらに面白いサイトも見つけました。
ここで名字を入れると自分の家紋がわかるそうです。
でも・・選択肢が結構多くて、やはり家族にきかないと
どれが自分の家紋かはわからないですね。(笑)
http://www.asgy.co.jp/

ルイ・ヴィトンのベーシックな文様も日本の家紋から起草
されたものだと以前聞いた事があります。
もっともっとこの家紋、現代のモノのデザインの中に素敵に
取り入れて残してゆきたいですよね。忘れて行ってしまうなんて
もったいなさすぎます。

展覧会場で残念だったのは会場が撮影禁止だったため、
整然と並ぶ幟旗を撮影できなかったこと。
なにせ細長ーいデザインゆえ、図録からの無理矢理写真
ピックアップでは本物の魅力は全く伝わらない
かと思われます・・

知人のアートブロガーであるTakさんのご自身のアートブログ
「弐代目・青い日記帳」
http://bluediary2.jugem.jp/

にて掲載した記事をリンクさせていただきました。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1836

記事も詳しく写真もきれいなので、これでより展覧会場の
雰囲気をお分かりいただけるかと・・・。
(Takさんありがとうございます)

今月はアクリル画ばっかり描いていました。
気がつけば工房に一度も行かなかった・・・。そして涼しい
夏ももやもやと終わってしまいました。
来月から銅版画復帰予定です。
あぁ久しぶりにがすっと版画したいです。
そして今日は誕生日。元旦でもないけれど、
迷う事なく進んで行きたい・・っと誓ってみたりして。


Banners were used as signs, and were made by
attaching narrow, rectangular pieces of either
fabric or paper to long poles. To stop them from
fluttering in the wind, the entire length of the left
side (usually) was secured to the pole. The poles
used windly for raising banners are especially called
noborizao, and the horizontal bar attached to the
top of part is called Kanzashi. Sometimes small
streamers called maneki might be attached to
the end of the noborizao or kanzashi.
Although about 80% of the banners we see today
are made of cotton, paper and hemp were popular
materials until the mid-Edo period due to the fact
that cotton was very expensive (smaller banners
displayed within the home might be made of silk).
Banners were hand-painted or dyed using the
tsutsugaki technique. Dye material, including indigo
and other natural pigments such as gofun (whitewash),
vermillion, ultramarine and dull green were effectively
used.
The origin of banners is not clear, but under the 11th
year of Empress Suiko (603) in the Nihonshoki,
mention of the religious use of hata (one form of
painted banner ) can be bound. It is said that in the
ancient days, banners were used to mark the sacred
places where kami(gods) were thought to come down
or dwell. These hata were also used on battlefields,
their standard form settling into a long and narrow
rectangular shape. Ornamental banners used in more
peaceful times also take this shape. As society became
peaceful, during the Edo period (1603-1868) the
practice of raising banners became more ceremonial;
even today, people in Japan celebrate May fifth
Tango no sekk, or Children’s Day, by displaying
warrior dolls and weapons, ritual offerings, and
painted banners and carp streamers. Legendary
heroes, famous warriors, historical personalities,
strong and wise gods are painted on these banners.
Moreover banners of a more commercial nature
called kandan nobori, or “sign” banners are used
for theaters, shops and sumo tournaments,
especially after the Edo period.

british men

  • 2009-09-09 (水)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<松本里美さんの個展DMより>
<Satomi Matsumoto exhibition’s DM>

今週の金曜日11日まで銀座伊藤屋8階で工房の友人
松本里美さんの個展「british men」が開催されてます。
http://www.ito-ya.co.jp/store/ito-ya1_f8.html

I went to see the exhibition “british men” of Satomi Matsumoto
who is my firend to GINZA ITOYA.

この展覧会は、先日出版になった同じく友人の英国を愛する
ライターで編集者の石井理恵子さん(共著はイギリス在住の
フォトグラファー横山明美さん)の本、
「英国男子制服コレクション」の中に載せた銅版画作品と
新たに松本さんがbritish menをテーマに制作した銅版画作品
をメインに構成されています。
会場に一歩足を踏み入れると額縁の中にはあちらこちらに
英国の制服イケメン君達が居並んでおります。

She made etchings for the book “英国男子制服コレクション”
(”the british men uniform collection” sorry, I’m not sure
correct English title because this is only for Japanese.)
which wrote Rieko Ishii who is writer and editor, loves
England, and is my friend.
(Collective writing is Akemi Yokoyama who is a
photographer living in London.)

それはまさにCMがはじまったばかりのUNOのコマーシャルの
イケメン男4人衆のごとく。
(作品の中には彼らの衣装とほぼ同じ衣装の男子もおります)
びしっと決めた面々はオシャレで紳士的、そして
松本さんの手にかかるとポップな印象も加わって、観ていて
とても楽しい気持ちになります。
しかし、これほどまでに制服のバリエーションがあって、しかも
「いまだにこの格好本当にしてるの?」と疑いたくなるような
制服を大まじめに伝統を守って着つづけている英国の皆様、
素敵です。中にはハリーポッターの学校の服?と思うような
制服や、法廷弁護士、や裁判官のバッハのような中世を忍ばせる
カツラと制服などもあります。

There is all kind of uniforms in Great Britain.
Public School Uniforms, Armed forces Uniforms,
Sports Uniforms ect…
I was surprised that barristers and judges
still wear classic costumes and wigs like bach.
I thought that the flower straw hat which
students of Eton College wear at the annual
“fourth of June ” ceremony was so beautiful.
The uniform of Christ’s Hospital (public school )
is like a from Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry!


<「英国男子制服コレクション」表紙より>
< book’s cover >

「英国男子制服コレクション」の中の写真も素敵な制服に身を包んだ
イケメン君達にがたくさん登場します。
こちらは共著者で写真もとっているフォトグラファーの
横山明美さんがサイトにて少し紹介してますので
ご紹介しますね。

You can see some picture of this book at
Akemi Yokoyama’s website.

http://www.earthvision.us/
<Photoの中のbooksの所からみられます>

英国王室の王子お二人も高貴な笑みを浮かべています。
印象的だったのはイートン・コレッジで行われる年に一度の
「ボートの儀式」にて学生達がかぶる帽子。麦わら帽子の
周りには美しい色とりどりの花がさまざまなアレンジで
飾られています。ジャケットにネクタイの伝統的な服装で
ボートをこぎ、途中生徒達はボートの上で立ち上がり、
脱帽してウィンザー城に向かってその帽子を振るのだそうです。
一般の人は観る事ができない儀式(そこがまたいいですね)
なのだそうですが、なんとも美しい行事です。
学校の制服だけでなく、兵士の制服やスポーツ競技の制服
民族衣装やホテルのドアマンなどかなり多岐にわたる制服を
楽しめます。
レガッタ競技に出場する各クラブのジャケットなどは想像以上に
派手で華やかなのですが、やはりそこはかとなく上品でとても
素敵なのです。
カメラを前にシガーの吸いながらポーズを決めてる写真など
もうカッコ良くてクラ〜状態でした。

この本、制服フェチだけでなく、イケメンフェチ、英国フェチ
などなどいろいろなフェチのオタク心をくすぐる気がします。
石井さんの本は書店だけでなく、松本さんの個展会場でも
購入できます。

石井さんのblogにてはさらなる取材時のお話が楽しめます。

Rieko Isii has her own website. If you check her blog
you can see more photos and read coverage tour stories.

http://britcat.blog.so-net.ne.jp/
本の紹介もされてます
http://britcat.blog.so-net.ne.jp/2009-08-28

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