Home > アーカイブ > 2009-02

ようこそ「Celtic Forest」へ

1999年より銅版画を作り始めて以来、ケルトの森をテーマに制作をしています。
多くの秘密や伝説を内包しているケルトの神話、国を持たなかった民族の知恵と信仰、ドルイド、木の暦、口承民話などは私を強く惹き付けました。それらからインスパイアされたケルトの世界は私の中で新しい森をつくり広がっていきます。
Yoko Hayashi

2009-02

クンストハウス・ウィーン

  • 2009-02-24 (火)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H

オランダに住む友人Suzanneからゲーム感覚のブログでの指名を
受けましたので、ちょっとそれに関しての日記を書きます。

”写真フォルダーの中の6番目のファイルをを開けてその中の6
番目の写真についてブログを書いてね”という趣旨のものです。
本当はこれを更に6人の友人に回すそうなのですが、私の場合は
ここまでとします。

旅写真にしぼってファイルを選んでみた所、でてきたのはこの一枚。

「クンストハウス・ウィーン/KunstHausWien」の模型です。
これは2006年の10月に軽井沢のメルシャン美術館で開催された
「フンデルトヴァッサー展」を見に行った時に会場に前に
展示されていたものです。なかなか精巧でよく出来ていて写真撮影
も自由ということでウィーンに行ったつもりでとってみたのでした。
http://www.yoko-hayashi.com/archives/2006/10/16/25/

クンストハウスとは何かというと、
画家であり建築家でもあるフンデルトヴァッサーがトーネット兄弟の
湾曲木材家具工場を買い取り、それを起点にガラスやメタル、レンガ、
木材、陶器、タイルなどをつかい、フンデルトヴァサー色に見事に
作り替えられた建物です。
1、2階はフンデルトヴァッサーの絵画、版画、建築模型、タペストリー
などのコレクション展示会場、3、4階は国内外の企画展示用の
スペースとなっているそうです。
オフィシャルのHPはこちら
http://www.kunsthauswien.com/
ウィーンの観光案内のHPにも紹介があります。
http://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11822

フンデルトヴァッサーの絵画作品にも建築物にも、こちらの心を
浮き立たせるような愉しみやリズムを感じます。ヴァルコニーや
屋根から生える植物はまるで建物そのものが愉快な生き物で
あるかのような錯覚さえこちらに与えてくれます。
そんなフンデルトヴァッサーがクンストハウスについて語った
言葉を記したいと思います。これを読むと彼が「強い想いと意図」
を持って作品の制作づくりに望んでいたことがわかります。

「クンストハウスウィーンは美というバリアを持つ家であり、そこでは
美が最も効果的に機能する。それは規則に縛られない不規則性、つまり
起伏のある床や木の間借人、踊るような窓に表れる。そこには
自然に対する良心がある。これは一般の基準に従わない家であり、
現代の冒険であり、創造的な建築の国への旅であり、目と足を楽しま
せるメロディーなのである。芸術は不変の価値を生み出し、自然との
調和の中で美を勇気づけるという目的を持つものでなければならない。
芸術は自然とその法則を、また人間とその不変の真価の希求を尊重
するものでなければならない。芸術は自然の想像力あらゆる人間に
語りかけるものであり、一部の狭い美術界の人々のためだけのもので
あってはならない。クンストハウスウィーンは、この崇高は使命の
実現を目指している」

“The KunstHauseWien is a house of beauty barriers, where beauty
holds the most efficient function, a place of not regulated irregularities,
of uneven floors, of tree tenants and dancing windows. It is a house
in which you have a good conscience towards nature. It is a house
that does not follow the usual standards, an adventure of modern times,
a journey into a country of creative architecture, a melody for eyes and
feet. Art must meet its purpose. It has to create lasting values and the
courage for beauty in harmony with nature. Art has to include nature
and its laws, man and his strife for true and lasting values. It has to be
a bridge between creativity of nature and creativity of man. Art must
regain its universal function for all and not be just a fashionable
business for insiders. The KunstHauseWien strives for the realization
of this important goal. ”

残念ながらまだ彼の本物の建築物を目にした事がありません。
いつの日かウィーンでクンストハウスや彼の手による市営住宅
フンデルトヴァッサーハウスを観てみたいところです。

ホットドッグ

  • 2009-02-13 (金)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H

昨日のランチはパンのチェーン店、神戸屋で食べました。
ここにはよくきてます。昨日も買い物の後立ち寄りました。
いつも混んでいてなかなか席が取れないこの店では、
必ず店員さんが「ただ今お席が混んでますが、大丈夫ですか?」
と聞きます。これは暗に「もうお席はとってますか?ますよね?」
と質問してるに等しく、何度か来てる客はまず席を確保
してからトレイと皿をとりパンやサンドウィッチを買う列に
並ぶのでした。

昨日私が見つけた席は”いまいち”な場所にありました。
大抵の場合、小さなスケッチブック片手に下絵の案をねったり
する私にとってより良い環境に座る事は創作意欲向上のために
必要不可欠です。ですが、そうも言ってられないのでとりあえず
このいまいち席に手荷物の食料品袋などを置いてパンを買いに
行きました。
フルーツサンドとロイヤルミルクティーを買って戻ってくると
私の中では結構ランクの高い席が空いているのが目に入りました。
私はパンの乗ったトレイをその良い席に置き、最初に確保して
いた席から食料品の荷物を持って来て移動しました。

しばしフルーツサンドを食べながら、下絵を描いたりして
ランチを楽しんでいました。こうなると意識がそちらへ
集中し、気がつけば30〜40分あっという間に経っている
こともしばしばです。昨日も多分それくらい経っていたと
思うのですが、ふと顔を上げると斜め前の席のテーブルの
上に透明ビニールに包まれたホットドッグが置かれている
事に気づきました。トレイも皿もなく直おきです。
ちょっと不思議でした。例えトレイを持たずに並んでもパン
を買えばたいていお店の人がトレイや皿に乗せてくれるのに
・・しかも席をとっているのなら最初から買いに行くべき
パンが置かれているのも変です。
変だと思いつつもまたスケッチブックに顔を戻しそんなことは
忘れ下絵を描いていたのでした。
そしてまた十数分後、顔をあげるとまだそこにはホットドッグ
ひとりぼっちでたたずんでいました。客はみな誰かが席を
とっていると思っているのか誰も座りません。ドッグを置いて
いるはずの本人の気配さえありません。
テーブルの上の直おきホットドッグ・・・。
さすがに気になりだしました。
その後も誰もテーブルに近づく気配はありませんでした。
食事を終えた私はトレイを返却する時に一瞬店員さんに
その「謎のホットドッグ」の事を告げようかとも思いました
が、もし誰かがあえて置いているものだったら・・という
考えが頭をよぎりそのまま店を後にしました。

そしてもうその事を思い返す事もありませんでした。
家に戻るまでは・・・。
ランチの後、私はbunkamuraミュージアムに美術展を
観に行き、家に帰って来た時にはもう夕方になってました。
帰宅後、神戸屋に立ち寄る前に買った食料品などを
冷蔵庫に入れたり整理していたとき、ある事に気づきました。
サンジェルマンというパン屋さんで何種類かパンを買っていました。
その中のホットドッグがなくなっているのです。
なんで??どうして?ホットドッグどこ行った????
・・・ホットドッグと言えば・・・
その時いきなり走馬灯のように神戸屋でのシーンが頭の中を
かけめぐりました。

むき出しのホットドッグが置かれていた私の斜め前の席。
あの席は、私が最初に確保した”いまいち”の席ではなかったか?
あの時私は確か、イスに食料品袋をテーブルの上にサンジェルマン
の袋を置いて神戸屋でのパンを買うため並びに行ったはず・・。
戻って来てより良い席を見つけトレイをそちらに置いた後、
すぐさま食料品袋とサンジェルマン袋を取って移動しました。
その時・・・・ホットドッグが袋から落ちた!?
そんなアホな事があり得るんでしょうか?そして例え落ちても
テーブルのど真ん中に落ちたホットドッグに気づかず見逃すなんてこと
あるんでしょうか?いや、信じられないけれど・・・
「あるんです」
としか言いようがありません。

あのテーブルの上の傍迷惑なホットドッグは私のものだったのです。
ショックです・・もったいない・・・
私の大事な(370円位した)サンジェルマンのホットドッグは
あの後どれくらい敵陣神戸屋に一人たたずんでいたのでしょうか・・
かわいそうに。
見つけた店員さんにとってもかなりミステリーだったと思われます。
神戸屋店内にのテーブルに置かれたむき出しのサンジェルマンの
ホットドッグ・・・。
これは何かのメッセージか?はたまた挑戦状か?状態です。
電車賃をかけて取りに行くのはより大きな損失とあきらめた私に
とって、せめて皆様で食べてくれてれば救いになるのですが。
・・・食べませんよね、怖すぎて。

神戸屋の店員さんとお客様の皆さん、そしてホットドッグさん
ごめんなさい。

国立

  • 2009-02-04 (水)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H


<春近しなので玄関に花を>

先週知人の個展を観に、工房仲間のAちゃんと国立に
行きました。

ですが、ギャラリーに行ってみるとなんと!休廊日だった・・・
がーん・・私これよくやるんです。本当に間抜けです。
しかも今回二人ともDM持っていたにも関わらず
どっちも気がつかなかったとは・・・
国立は家から1時間位かかります。同行者Aちゃんは
もしかしてもっとかかっているかもしれません。
シャッターの前に立ち尽くす二人・・・
するともう一人国立在住のAちゃんの友人Rさんも
(我々にだまされて、いやだました訳じゃないんですが)
個展を観るために自転車にのってやってきました。
今回個展をやっているかとうひろみさんもRさんも共に
帽子作家さんということでお引き合わせ・・・
のはずでした。会わせられなかったけど。

打ちひしがれる我々に、国立住民のRさんが街散策に
つれだしてくれました。
今までゆっくり歩いてみた事がなかったのですが、
ちょっとした路地のあちこちにセンスのいい雑貨屋
さんやギャラリーが点在しています。
それらは住宅街にいきなりポツンと出現する感じで
どこも決して人通りが多いとは思えない所にあったり
するのでした。

最初に入った輸入古道具屋&カフェの「somoan」
も路地の2階にあり、とても案内人なしにはたどり
つけない感じです。
正に「古道具」という言葉がぴったりの品々が雑然と
センスよく置かれていています。フランスで観た
セザンヌのアトリエごとく、並び自体がインテリア
と化しているのでここから商品を取り出してしまうの
がなんだか悪いような気さえおこります。
横に併設されているカフェも椅子やテーブルが
それぞれ違うアンティークです。カウンターもオシャレ
です。マダムも素敵です。
ここでなんとなく国立の雰囲気がつかめた気がしました。

Rさんは次にアンティークのインテリアショップにも
つれていってくれました。ここに行く道中も、手作りの
ソーセージ屋さんがあったり、古本が並ぶ美容院があったり
どこもちょっとこだわりのある店ばかりです。
着いたインテリアショップもこれまたセンスのいい品が
並んでいます。北欧のランチョンマット。壁には鹿の頭。
木製の動物。玄関に置いてもいい、でもそれにはでか
すぎる陶器のヤギ。家具類などなど。
ちょっと中目黒あたりにありそうな感じな店でした。
ヤギにはハートをわしづかみにされましたが、お値段と
子ヤギくらいある大きさが私の心を制してくれました。


<その後、白くペイントし、更に今後もペイント計画中の卵
とキノコ型クリップ>

その後、いままでの流れからだとちょっと違う感じの
元クリーニング屋をそのまま改装せずに輸入雑貨屋
にしたのかな?というお店にもお立ち寄りました。
でも人、いえ店は見かけによらなかった。
店頭で100円雑貨を置き見事に客をキャッチする
技。私たちもその撒き餌に食いつきまして
アルミサッシのドアをガラガラと開けて店内へ。
入ってみると古いレースや、骨董の子瓶、イギリスの
アンティークの生地など高い品に混ざり、同じく
輸入雑貨でもかなりリーズナブルな掘り出し物も
たくさん並んでいました。店の雑然さも手伝ってお宝
が眠ってそうな雰囲気ムンムンです。
すると陶生かごの中から木製の卵の雑貨を発見。
他の店でも卵雑貨は買いそうになりましたが一個
700円というお値段で断念していたのでした。
ここの価格は189円。感動の安さです。
3個購入しました。他にもキュートなキノコ型の
クリップも280円、ゲットです。
Rさんも100円のボタンを購入、Aちゃんも絞り
染めの布を購入しました。

更にRさんは「黄色い鳥器店」という陶器の雑貨屋
さんにもつれていってくれました。
http://kiiroi-tori.com/
ここも駅から遠い住宅街に突然ぽつ〜んとあります。
連れがいなければ、偶然通れる場所ではありません。
店内はオーナーさんがこだわった陶器のセレクト
ショップと言った所でしょうか。
他にも真工芸という民芸品やさんの動物雑貨を
発見。これは私が飛騨高山で買って来たうちに
あるネズミとお揃いです。嬉しくなって伺うと
やはりわざわざそこから仕入れているとの事。


<向かって右が真工芸のねずみ>

ここのぬいぐるみは木版画で摺った布に詰め物を
して作っていてどれもとても味があるのです。
私はこのお店で鹿児島睦さんという方の陶製の
洋梨のオブジェを衝動買いしてしまいました。


<鹿児島睦さんの陶製のオブジェ>

鹿児島さんの陶器はどれも暖かい空気を放って
いて独特のフォルムがとても魅力的でした。
http://homepage.mac.com/makoto46/030.html
Rさんのお陰でいつしか「休廊日だった!がーん」
ダメージから完全に立ち直り、すっかり国立散策を
楽しんだのでした。
なんだか、「余裕」を感じました。国立。
世の中不景気と言われ、我々が訪れたどの店も
他に客なし状態でしたが、別にそれが何か?
くらいの余裕がありました。
余裕のある人が、愛する品を集め、好きな場所で
センスのいいお店を持つ。そんなこの街が
大好きな人々が集う幸せな街だと思いました。

最後にsomoanでAちゃんとほっと梅酒を飲んで
散策を終了したのでした。

追伸
ランチをしたこだわり野菜のお店も本当に
良い野菜をそろえてました。
それはまた今度・・書く・・かな。

Home > アーカイブ > 2009-02

検索
フィード
メタ情報

Return to page top