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ようこそ「Celtic Forest」へ

1999年より銅版画を作り始めて以来、ケルトの森をテーマに制作をしています。
多くの秘密や伝説を内包しているケルトの神話、国を持たなかった民族の知恵と信仰、ドルイド、木の暦、口承民話などは私を強く惹き付けました。それらからインスパイアされたケルトの世界は私の中で新しい森をつくり広がっていきます。
Yoko Hayashi

2007-02

京都

  • 2007-02-12 (月)
  • Blog
  • 作成者:Yoko.H

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先週末京都に旅行に行きました。
2月の京都はやっぱり寒かったです。午後3時過ぎ位から
ぐっと冷え始め4時頃にはすっかり底冷えです。
でもそのお陰か観光客は本当に少なくて、どこへ行っても
ゆったりできて、じっくり観れるというある意味、穴場的
シーズンでした。

丁度、京都国立博物館で新春特別展「京都御所障壁画」が開催
されていたので観に行きました。金曜夜は8時までということ
で遅い時間に行ったらば、予想に反してかなりのすき具合で
本当にゆっくりみれました。展示されていたのは京都御所の
襖絵、約220面。障壁画が描かれて完成して以来、152年目の
一挙公開なのだそうです。どれもこれも見応えある作品ばかり
でした。狩野派、丸山派、横山派などの作家たちが腕を競う
その作品は派によって構図、画風が違っているので興味深かった
です。天皇の玉座の後ろに描かれていた鳳凰鳥の襖絵などは色々
な歴史を観てきたのだなと思うだけでずしりと重みを感じました。
おしむらくは照明がいまいちだったという点です。暗めの白い
蛍光灯の光は作品の色調を沈めてしまい、施された多種多様の
金箔の様などを殺してしまってました。チラシ用に写真がとら
れた鳳凰鳥の作品もその蛍光灯の元で観るとチラシの絵と同じ
絵かと見紛う程の色味が沈んでしまってました。ブライス
コレクションのときのように白熱灯のもと左から右へライトを
あてたらおそらく非常に美しく映える絵ばかりだったであろう
と思うとすこし残念でした。

京都に行った日は節分前日だったのですが、タクシーの運転手
さん3人に「吉田神社へいきなはれ」と言われました。なんでも
京都で節分といえば吉田神社にきまってるのだそうです。地元の
人間ならみんな吉田神社に行くそうです。これは行かねば。
と夜も8時過ぎ、いざ吉田神社参道へ到着です。どうやら見応え
あるのは吉田神社だけじゃないようで延々と続く縁日の屋台・・・
こんなに屋台が並んでいるのを始めてみました。
関西地方の屋台は東京のとはひと味ちがいます。

はじめてみたもの「ベーコンエッグたいやき」なんどっしゃろ?
普通のたいやき機の中にベーコンと卵をいれて焼いてます。
おいしいんやろか?それ。と思うのは関東人だけじゃないらしく
売れてる気配なしでした。
九州からも出店してます「ばりうまやで!」とかかれた焼き鳥
の店はサイズが通常の3倍クラス、焼き豚もうってました。
これは思わずお持ち帰りしました。が、正直「ばりうま」という
程ではなかったです。
それからさすが世界の観光地京都ならではのインターナショナル
テキ屋さんもいました。トルコチームのケバブ班の皆さんは
数店舗出店。インドチームも本格カレーとナン屋台で応戦。
韓国チームの皆さんも負けてません。
京都ではキューピーのたらこマヨキャラクターが流行ってるのか
思いっきりバッタもんのぬいぐるみがあちこちで売られてました。
関西ゆえに、お好み焼き屋台もバリエーション豊かです。
ミニお好み焼き、箸巻きお好み焼き、などあまり東京ではみられ
ない形状のものが売られています。どうやら「箸巻き」は流行っ
ているようであちこちで色々なものが箸で巻かれていました。
王道金魚すくいの屋台もありますが、何故か人気なし。
確かにこの寒さの中、じっくり座って金魚すくってる場合では
ないかも知れません。覗いてみるとあまりの寒さに、金魚の
皆さんもほとんど動きません。中には完全にこと切れてる金魚
さんもちらほらいます。すくう方にとっても、すくわれる方
にとっても過酷な季節です。
旧暦の大晦日に当たるこの日はあちこちで年越しそば屋台も
出店してました。
という訳で、どんなに歩いても神社にたどり着けず、延々と
続く屋台。かじかむ手足。「神社はどこだー」と不安になり
かけたころ、やっと大きな鳥居が見えました。これでやっと
豆まきが観れる。と思ったのもつかの間、信じられない事に
さらにここから延々と続く屋台。さらに道細くテキ屋の
おしくらまんじゅう状態です。
いいんでしょうか・・・境内にここまでぎっしり屋台つく
って・・。こういうお約束なのか無法地帯なのか、謎です。

その後さらに、テキ屋まみれの砂利道をかなり上ってやっと
本堂に到着しました。まずはお賽銭をしてさぁ豆まき・・・
と思ったら全く豆がまかれてる気配はありません。不安になって
きいてみると「豆はまきまへんのえ」みたいな事をおっしゃる。
どうやら厄払いした豆をここで買って食べるのが目的のようです。
盛大な豆まきを想像してたので少々期待はずれでしたが、おとな
しく抽選くじ付き豆を買いました。これで下山かと思ったら
さらに日本一の霊場へ続く道があります。ここ吉田神社は節分
の日に日本全国から神様が集まってくるのです。
日本一の霊場・・・ネーミングが少々怖いですが、神様が集まる
のですから素晴らしい場所に違いありません。勇気を振り絞って
行ってみる事にしました。そんな場所への厳かな道にもびっしり
屋台が・・・すごすぎる・・・バチは当たらないんでしょうか?
このような聖地にびっしり屋台。神様もびっくりです。この浸食
度は恐らく東京ではあり得ないのではと京都の人々の懐の深さに
ある意味感心してしまいました。
いや意外に結構な場所代払ってるのかもしれません。
何事も商売なんでしょうか・・・。
霊場には1500年頃に建てられたお堂がありました。厳かな
雰囲気の建物です。もちろんここでもお賽銭をします。そして
本堂の前に立てられた棒をさわります。これが厄払いになる
そうなのです。
さらに道はお堂の裏に続きます。ご神木の両脇にまた小さなお堂
ここもお賽銭スポットです。ふと何度もお賽銭してることに
気付きました。なかなかのシステムです。
きっと私にも何か素晴らしいご利益があるに違いありません。

翌日の2月3日には全国の神様が集まってくるのです、
つまり日本中の神社は神様がいない空っぽの状態になるそう
なのです。
知りませんでした・・・だってこの日は節分で、全国各地の
神社で豆まきなどが行われ、人々が集まってくるのですから、
そして皆さんお賽銭をして神様に願い事をするのですから・・・
まさか神様がいないなんて殆どの人が知らないと思います。
神様、お願いごと聞いてないよ・・・。
これは吉田神社のみの言い分なのか。それとも神社界公然の秘密
なのか・・・ならば本当なら3日に我々も来るべきでしたね。
という恐ろしい落ちつきで吉田神社を後にしたのでした。

写真1は人気のない冬の哲学の道
写真2は貸し切り状態の禅の庭、永観堂
写真3ヨーロッパのような南禅寺の水路

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